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本日の読書 #080 「連結経営」
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参考書籍:『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』山田真哉
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第二章 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎──連結経営 より
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連結経営。
辞書的に言えば「独立した会社の集団を経営すること」で、様々な子会社が一つの目的のために団結するイメージだ。
ただし本書では「本業と副業がリンクしていること」として語られている。
最近だと「シナジーがある」などと言ったりもするかな。
たとえば本書で紹介されているのは高級フランス料理店の事例で、
その店には不可解な点がいくつもあった。
1.その店は郊外の住宅地にあった
2.周りにはそのフランス料理以外、店はなかった
3.外装にも内装にもこだわっていなかった
4.価格は最低でも1万円のコースからで、高額だった
5.味は美味いが、価格を上回るほどではなかった
6.ランチもディナーも、賑わっている様子はなかった
この「謎の店」が、なぜ潰れずに存続できているのか。
私には経営のセンスが無いので、まったく思いつかなかった。
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正解は、
「フランス料理教室を開催することで生計を立てていた」から。
これなら本業のレストランで売り上げが少なくても関係ないし、
価格帯を高額にするのも、住宅地に建てたのも、むしろプラスに働く。
なるほど。
つまり「フランス料理屋だからって、料理で勝負しなくても良い」と。
この考え方をしたことがなかったので、大変参考になった。
面白い。
私は薬局で薬剤師をしているが、実はもう一つ「やりたかった仕事」がある。それは「教師」だ。
昔から誰かに物事を教えるのが好きで、隣の人の「分かった!」という顔を見るのが大好きだった。
私の父は教職に就いていたので、その影響もあるのかもしれない。
「医療に携わりたい」という気持ちの方が強かったので断念したのだが、連結経営の観点に立ってみると、諦めなくとも良いのかもしれない。
たとえば、薬剤師国家試験の予備校講師とか。
薬学部を目指す子どもに限定して家庭教師をするとか。
子どもが手を離れて、時間に余裕ができたら、そうした活動もしてみたいな。
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