「もしかして30代って、全年齢層で一番タイピングが速いのでは?」と思った
今回は「思いついちゃった話」です。
仕事中の出来事から着想を得て、ちょっと思索を延ばしてみました。
もしかして「タイピングスキル」って、40代や50代よりも30代の方が得意で、かつ、10代や20代よりも30代の方が得意な能力なのでは?
というお話です。
それでは最後までよろしくお願いします。
「パソコン室は、やらなくていいです」
私、「学校薬剤師」というお仕事をしていまして。
先日「照度検査」があり、担当の小学校に向かったんです。
これは、生徒たちの使う机や黒板の「明るさ」を、専用の測定器具(下記)で数値化し、学習の妨げになっていないか確認・考察する仕事でして。
パソコン室の検査も通常行うわけですが、担当の先生からこのように言われました。
「パソコン室は、やらなくていいです」と。
どうやらタブレット学習になって以来、パソコン室は一切、使っていないらしく。
時代を感じるとともに、とあることに気が付きました。
じゃあ「タイピングスキル」って、
ということは今の小学生って、学校で一切パソコンの授業が無くて、家でもタブレットかスマホ、もしくはニンテンドースイッチで遊ぶと。
あれ?
じゃあタイピングが身に付かないのでは?
と思ったんです。
小学生の甥っ子がタイピングの練習をしているのを見たことはあるのですが、彼もパソコンを普段遣いしていることは無さそうでした。
一方で私は現在30代半ばで、青春時代の遊び道具といえばパソコンでした。
フラッシュ倉庫から始まり、オンラインゲーム、ニコニコ動画など。
当時スマホなんてものは無かった。
だからタイピングはかなり速い部類に入ります。
同世代で比べたらどうかは分かりませんが、少なくとも上司では、私より速い人には出会ったことがないです。
一方、私より下の世代は、
「義務教育のときにスマホに出会った世代」
なので、遊び道具はもっぱらスマホだったハズです。
つまり何が言いたいのかというと、タイピングスキルって、
「全年齢層で比較したとしても、今の30代が最も得意とするスキル」
なのではないかと。
上の世代と比べても、下の世代と比べても、勝っている。
そうした能力って、実は結構希少なのでは?と思いました。
タイピングは生き残るのか?
もしかしたら、我々はこのタイピングスキルの優位性のおかげで、続々とやってくる「下の世代」に居場所を脅かされることもなく、棲み分けしながら生きていけるのではないか?
そんなフワッとした自己効力感が芽生えたのは良いものの、よく考えると新たな問題も浮上してきて。
「そもそもタイピングって、10年後も存在しているのかな?」
という疑問です。
最近は対話型AIの進化も目覚ましく、
そのうち全人類がヘッドセットか何かを付けて、ひたすら機械と対話する時代なんかが来たりして。
そうして音声入力がシームレスになればなるほど、わざわざ入力装置を叩いて文章を入力する行為は廃れていきそうな予感もします。
この記事を書くのにも30分以上掛かっている有り様です。
音声なら5分と掛からないでしょうね。
せっかくの文化だし残り続けてほしいな、とは思いつつ、あまり楽観的に考えすぎてもダメか、という思いもあります。
まとめ
と、そんなわけで本記事の結論としては、
「タイピングスキルは30代の専売特許だ。ただしそれが今後、強みになるかどうかは分からない」
といったところでしょうか。
なんとも煮えきらないですが、社会人としても脂の乗っていくこの時期、自分の強みを冷静に把握するのは大事なことだと思っています。
こうしたことを考えるのは面白いので、今後も思索を続けていきたいです。
それでは、また。