【MAD】 君の名は。「Chaos-and-Reunion」
第10回ANIMAAAD祭の参加作品でございます。
見てくれた方々、ありがとうございます。
↓↓↓動画はこちらから↓↓↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38007324
https://youtu.be/NkuN2Le6m60
初めに・・・
「君の名は。」でMADを作ろうとしていたわけではないw
最初は複合MADを作ろうとしてカット編集していたはずが、
いつの間にかこのMAD作ってました。
たぶん一週間くらいで作っちゃってたと思います。
MADタイトル・・・
Chaos-and-Reunionとか言ってカッコつけてます()
直訳で混沌と再会ですね。
本編で"糸は時間そのもの"という台詞があるので
時間と結びという意味も込めてダッシュ入れてます。
日本語で書くとなんか変だったので英語にしました。
曲も英詞ですしおすし。
内容について・・・
今回は「印象」を意識して作りました。
トランジションはあまりエフェクトをかけずに、
シーンの繋がりを大事に作ったつもりなので
わりと違和感なく自然に見れたんじゃないかなと思います。
構成はちょっと理解するのが難しいと思います。
本編に沿って構成しているわけではありませんが
もちろん起承転結に則って作ってますので
個人的には問題ないです。
「結」の表現部分が最後の1カットのみですが、
これは本編でも深くは語られていないので仕方ありません。
途中で曲を切っているのですがこれは2つ理由があります。
まずは印象付けのためです。
本編でもブツンと断ち切ったり、分断するシーンが
とても印象的ですよね。
なので転から結へ向かう前に一呼吸入れるために切りました。
もう一つは個人的な問題なのですが、
勝手に曲を使っているので、
フルで流してしまうのはあまり良くないですよね。
なのでMADを作るときはどこかしら曲をカットするか、
効果音やセリフなどを入れるようにしています。
まぁ、みんなも当たり前にこういうことはしているので
今更言うことではありませんね。
今回使用させていただいた楽曲・・・
Unknöwn Kun - Find The Place Where You Are Alone
とても素晴らしい楽曲です。
この曲を一言で言うなら、「孤独の救済」だと感じました。
歌詞の中に
"君がどこにいたって泳いででも飛んででも探しにいくよ"
"君を生き返らせるために僕の時間を費やすから"
"君が孤独でいる場所を探す"
というような表現と目的が今回のMADには
結構ハマったと思います。
"孤独"というのは内容と合ってないんじゃないか?
とか思った方、とても語りやすくて助かりますw
今回のタイトルにもあるように
これは「再会の物語」です。
つまり元々一緒にいた、あるいは一つだったという事です。
でないと再会ではなく初対面です。
(運命的な再会と初対面を同時に迎えるので、
間違いではないですが...)
本編の台詞で「お前は誰だ?」と言いますが、
あそこが物語の始まりではありません。
これは個人的見解かもしれませんが、
物語のはじまりは少なくとも1200年前。
あるいはそれよりずっと前だと思ってます。
(見当違いな事言ってたら恥ずかしいので忘れてくださいw)
本編にあるティアマト彗星は架空のもので、
約1200年周期で地球と接近します。
彗星落下の日、神と人間を繋ぐ儀式によって
天と地が結ばれ、混沌が生まれます。
過去に彗星の片割れが落下し、
それによってできたクレーターが湖になっています。
同じ場所に1200年の時間を経て彗星が落下します。
片割れとの再会を果たすために。
二人が外見はそのままに内面だけ入れ替わっているのも
本体の片割れという意味だと思っています。
二人の性別を分けて
恋愛に結びつけたのは作者のアドリブで
商用的な背景もあるのではないか、
そして意図してポピュラーに描いたのだとすれば
大ヒットを殆ど約束された状態で
プロジェクトが始動したのではないか
という個人的妄想をしてみましたw
孤独の救済と言いましたが、
元々1つだった片割れと1200年の間、会えないとしたら
ティアマト本体が落下した片割れの
孤独を案じているのは当然でしょう。
救う役は「瀧くん」、救われる役は「三葉ちゃん」。
なぜ瀧くんが選ばれたのか・・・
三葉が "東京のイケメンに生まれ変わりたい" と願ったから。
ぶっちゃけここで考察をやめるのが良いと思いますw
こういう大胆さは、なんじゃそれ!ってなりますが、
それはそれで面白いと思うんですよね。
ですが、せっかくなので少し掘り下げてみましょう。
ティアマトとは、メソポタミア神話に登場する女神で、
海を操る混沌と創造の象徴と言われています。
生命の誕生、その始まりは海だったというのが通説ですね。
海、湖、酒など水の描写が多いのは、
まさに創造を表しているのだと思うんです。
「混沌」は 体が入れ替わることと、
時間の混乱によって表現され、
「創造」は 湖や酒など、
水の描写によって表現されていると思います。
ティアマトは、しばしば龍のような姿で描かれているそうです。
海を操る龍。。。
これは「瀧」という名前そのものに感じられますね。
この物語では「名前」はとても重要です。
名前というのは、人間を人間たらしめるもので
存在を縛るもの、呪いそのものとも言えるのです。
「三葉」という名前ですが、
由来は日本神話における水の女神、
ミヅハノメだと言われています。
罔象女神(みつはのめのかみ)とも呼ばれるそうです。
こちらも瀧くんと同じような
水にまつわる神が出てきましたね。
既に名前だけでも運命的な何かを感じるところですが、
もう少し探っていきましょう。
瀧くんは絵を描くのが得意ですね。
どうしてこの物語に絵を描くことが関係していたのでしょう。
絵を描くというのはイメージを表現し、伝えるもの。
見たものを形にすることが出来るという力です。
言い換えれば、想像を生み出せるということです。
ティアマトの象徴である創造と繋がります。
まさに絵とは創造そのものと言えるでしょう。
写真家や物書きでも良かったんじゃないか?
という意見が聞こえてきそうです。
まず写真は、物理的に不可能です。
入れ替わるのは内面だけなので、
カメラを持ったまま入れ替わることはできません。
入れ替わった先で撮影しても持って帰るには至りません。
郵送という手段も3年の時間のズレがあるので無理です。
よって創造とは呼べませんね。
そして物書きですが、
イメージを文字に起こして文章にしても、
それは創造そのものとは言えません。
その文章を読むという行為は、想像を促すもので
想像そのものではありませんよね。
よって創造には至りません。
絵こそ創造と呼べるのではないでしょうか。
・二人ともが共通して水にまつわる神と関係している
・瀧というティアマトを存在として縛るような名前
・想像を生み出す力を持つ人物
・東京のイケメン男子
( 誕生日が同じ等、他にも細かい必然的な設定がありますが
ここでは省きます。)
以上のことから瀧くんが選ばれたのは
運命的な必然ではないでしょうか。
。。。この記事長くない?
長いよね?w
まだ語ることはありますが、「君の名は。」の考察は
この辺でいい加減にしておきます。
最後に歌詞の伏線回収だけしときます。
"君がどこにいたって泳いででも飛んででも探しにいくよ"
泳ぐと飛ぶという表現こそまさに龍、ティアマト
つまり瀧くんを表します。
同時に歌詞の視点(主人公)は瀧くんということも示しています。
"君を生き返らせるために僕の時間を費やすから"
神と人間を繋ぐ儀式によって混沌が生まれ、
時間の混乱が生じます。
そこから三葉を生き返らせるために時間を費やすようになります。
"君が孤独でいる場所を探す"
彗星落下地点をティアマト本人は知りません。
瀧くんもその場所に惹かれるものの、
何があった場所なのかは知りませんでした。
片割れがきっと孤独を感じているだろう。
寂しい思いをしているだろう。
そんな健気な想いも時間の彼方へ消え、
ずっと誰かを探していることだけを
ぼんやり覚えている。
知らない場所、知らない誰かを探すために
行動を起こした瀧くんはまさに救世主であり、
片割れとして然るべき衝動ですね。
いやぁ~、長々と語ってしまいましたな
いかがだったでしょうか?
個人的な見解を多々語ってしまったので、
解釈違いとかあると思います。
あとは詳しい人に聞いてくださいw
タイトルと内容解説、楽曲の採用理由等の
回収は出来たと思うので、
ノルマ達成にしておきましょう。
(MADの内容解説したっけ...?)
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