紙鍋が燃えない理由【物が燃えるための3条件】
旅館や民宿に行かれた際食事をするとは思いますが、その際料理で紙鍋を使用されることがあると思います。紙鍋は和紙で出来てるものが多く、品質も非常に良いです。
そこで紙鍋を使用してると、紙なのに何で紙鍋が燃えないんだろうと思ったことがあるのではないかと思います。
【紙鍋が燃えない理由】
紙鍋の中に水(だし)が入ってると、加熱してもその水が熱を奪い、発火点以上の温度にならないので、紙鍋が燃えることはありません。
物が燃えるためには条件があります。
【物が燃えるための3条件】
・燃えるものがあること
・燃やすための酸素があること
・発火点以上の温度になること
液体が沸騰する温度を「沸点」という。 ※水の沸点:100℃
※水が沸騰する温度=100℃
※水が沸騰してる間、水の温度は100℃よりも上がらない
物が燃え始める温度を「発火点」という。
紙の発火点
新聞紙:291℃
和紙:350℃
【結論】
和紙の発火点は350℃であるが、水の沸点が100℃以上になることがないため燃えることはありません。
ちなみに旅館や民宿で紙鍋を使用する理由は…
【紙鍋を使用する理由】
・紙の繊維がアクをとり、食べている最中でもアクをとらなくて済む
・紙なので処分が楽で、使い捨てで衛生的
・見た目がよく食欲があがる
紙鍋は年々見かけることは少なくなっていますが、こう見ると実用性は非常に高く感じます。
和紙で出来てる商品は、見てるだけでも癒されることがあります。
今後も紙鍋は日本に残って欲しい伝統文化であり、伝統の食でもある。
本日はお読み頂きありがとうございます。
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