ウェルビーイングについて考える
始めて、目次機能を使用します(後付けでの試みなので機能的にはどうかと思いますがチャレンジです)。今回は、ウェルビーイングについて、自分自身の理解を深める目的もあり、この場をかりて、思考の整理をしたいと思います。
主な項目としては、ウェルビーイングについての解説と、病気の母を通して私なりにウェルビーイングの理解を深める内容になっています。
ウェルビーイングとは
「Well-being(ウェルビーイング)」
最近、様々な場面で見聞きすることが増えました。
意味としては、「満ち足りた人生」、「永続的な幸せ」といったところでしょうか。
ウェルビーイングの説明でよく引用されるのが、WHOによる健康の定義だと思います。
また、心理領域では、ポジティブ心理学で有名なセリグマンが以下のようなウェルビーイング理論を提唱しています。
実は、現在構想中の
「ペットロスから考える、ペットと人のウェルビーイング」について、今一つ考えがまとまらない。
以前は、QOLで説明していたところを、ウェルビーイングに変更しようと思ったら、概念が広がりすぎてしまい、今一つ落とし込めず。よく言われている表現を使うと、「ウェルビーイングが目的で、QOLやウェルフェア(どちらも、類似用語として取り上げられることが多いと思います)は、手段と表現されていますが、私は、もう少し「そしゃく」が必要なようです。ちなみに、QOLのままで良いとも思ったのですが、何か引っかかるものがあるのか、悶々としております。
そんな時に、数年前に参加した「難病の方の支援セミナー」の資料が出てきたため、読み返してみました。そして改めて「病気とともに歩む人生」について思いを巡らせることができました。
長年、様々な病気を患っている母について。
病気があっても、出来る限り出かけたり、友人と食事へ行ったり(車椅子なので正確には連れだしてもらってます)、ボランティア活動してみたり。それなりに楽しんでいるように見えます。まさにPERMAの実現⁈
自分の不自由さや、病気にばかり目を向けていると、辛くつまらない人生のように感じてしまい、どんどん動かなくなり、精神的にも弱ってきます。そんな負のループに入ると、急に病人らしくなってしまいます。
ところが、体調の良いときや、イベントが目白押しな時などは、不自由な中でも喜び、満ち足りた気持ちで生活できており、生きる事へ前向きになったりします。
積極的にリハビリしたり、改めて食事に気をつけたり!
心と体の健康というのは、やはり繋がっている
この好循環がウェルビーイングにつながるのですね。決して治ることはないが、ある程度安定しており、楽しみながら暮らしている。お出かけ前に、体調悪くなると、頑張って回復を目指す。
母を見ていると、気持ちが満たされていれば、たとえ病気であっても、ある程度は健康と言えるのだなあ。という事が理解できます。
とはいえ、日々、体調は変化しますし、老化とともに上手くいかない事が増え、何十年も付き合っている持病と決別したい気持ちが出たり、人生投げ出したくなることは多々あるようで、「病気」という相棒との関係性は「行ったり来たり」決して全てを受け入れることはできないのでしょう。
しかし、それらのネガティブ部分を認めつつも、それ以外の部分に目を向け、増やしていくことが、持続的な幸福につながっていく。
解決志向アプローチで説明もできますし、それ以外の心理学理論でも説明できますし、ペットロス対策に大いに生かせますよね。
さて、私たち人間とペットが共に生活をするうえでのウェルビーイングとは何か。
そして、どのように生活をしていると、ペットロスが軽減されるのか。人と動物それぞれの立場にたったPERMAを考える必要があります。
また、noteでアウトプットしながら、考えをまとめていきたいと思います。