【ギフトTOPICS : 株式会社良品計画】無印良品から『人とペットの暮らしを考えた猫関連商品』が新発売 〜人と猫、猫と猫がいっしょの快適な暮らしを提案〜
無印良品を展開する株式会社良品計画(東京・文京区)が、猫を中心としたペット関連用品の展開を本格的にスタート。まずは、猫関連の商品を全国の無印良品(*1)とネットストアで順次発売するという。
*1 一部商品は限定店舗での取り扱い
無印良品では、ペットを「家族の一員」として生活を共にする人が増えている社会的背景をふまえ、人もペットも両者が共に快適に暮らすためのもののあり方を考え、ペットの中でも室内飼育が推奨されている猫が、ストレスなく生活できる商品を開発。人が使って気持ちいいもの・安心できるものを、家族の一員である猫にも共有してほしいという思いから、素材を生かしたごはんやおやつの他、無印良品の定番家具と同じシリーズの猫用家具も発売される。
以前も、ペット飼育者への生活利便性という観点から一部関連商品の提案を行なった実績はあるものの、今回は「猫がいっしょの快適な暮らし」をコンセプトにした、従来とは違うペット用品の展開となるという。
今回提案される商品は、キャットフードとフードボウル、猫用スタッキングシェルフなど。
フードでは、国産鶏肉・大麦・玄米を使ってカツオやマグロの魚だしで仕あげたごはん1種類2サイズや、グルテンフリーで化学調味料や着色料・増粘剤を使用せず、国産米粉を使用した乳酸菌入りのピューレ4種類を展開。
フードボウルは、無印良品の定番食器「日常の器」と同じ素材・カラーでつくり、猫が食べやすいようにフードボウルの高さを変えられる木製スタンドも用意している。
家具では、猫用の「スタッキングシェルフ」や「壁に付けられる家具」のほか、ペット用の丸洗いできるクッションを発売。「スタッキングシェルフ」は、猫が階段状になった本体を登ったり、縦穴と横穴を通ってシェルフの中を移動したりできる仕様で、無印良品の定番商品「スタッキングシェルフ」との連結ができる。その他追加パーツとして、穴ありの様子がうかがえるオープンタイプや、穴なしで猫が安心して休める空間を作れるクローズタイプの木製ボードも揃う。
猫用の「壁に付けられる家具」は、石膏ボードの壁に取り付けられる猫用ステップになる。定番商品の「壁に付けられる家具」と同様、外した後の穴が目立ちにくい専用固定ピンで取り付けることができ、生後6か月以上・体重10kg以下の猫が使用可能となる。
ペットが寝そべる上面部分に、引っかきに強い生地(*2)を使ったペット用クッションも登場。定番ソファの「体にフィットするソファ」とカラーを合わせているほか、カバーは取り外し可能で、中身もカバーも汚れたら洗濯機で丸洗いできるという。ミニクッションは、収納用品の「やわらかポリエチレンケース・中」などを中に入れるとペットベッドができあがる。
※2 生地試験 JIS L 1058 A法による結果
【商品ラインナップ】
今回は、計16アイテムが取り揃う。
▼ギフト研究所・ギフト博士(研究家)より
以前、ある調査で「ペットへプレゼンをする人」についての記事を見たのですが、飼育者の6〜7割が自身のペットへ何らかのプレゼントを行なっているようで、ペット市場は言わば“家族化”しているともいえます。
フード、用品、生体などを含めたペット関連の市場規模は、毎年堅調に推移し、2023年度には1兆8,629億円(見込/矢野経済研究所)。また、一般社団法人ペットフード協会が2021(令和3年)12月に発表した「全国犬猫飼育実態調査結果」によると、犬が7,106,000匹、猫が8,946,000匹で全国の推計飼育数の合計は16,052,000匹となるそうです。この数字は、2021年4月1日における日本の子供の数14,930,000人(15歳未満の人口)よりも多く、「ペットの数>子供の数」の事実に驚かされるばかりです。
さらに、2017年度の時点でキャットフードの市場構成比はドッグフードを逆転していて、小売業も猫関連売場を拡大させる傾向にあると言えます。
今後も、この無印良品の猫関連商品の展開からどのような広がりを見せていくのか注目しておきたいと考えています。