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Day32 自宅へ帰ってくれば、きっと…

 こんにちは。うさぎやです。
ずいぶんと寒い1週間だったけど、ようやく寒さも緩んできたかな。

 9歳で自閉スペクトラム症の息子と両親に自分の人間4人+猫1匹?と暮らしています。息子のお世話にプラス、父の介護を母と私の2人でしています。
 2023年秋から父の身体の状態が悪化して寝たきりになり、自宅で介護することを決めて、私たちの生活は一変。
これからどうなっていくのか、日常のあれこれを少し書き留めておきたいと思います。


吹抜けの上の方にある窓
父はここから旅客機を見つけたり、
月を眺めるのが入院前から大好き。



 入院中はともかく自宅へ帰りたがっていた父が帰宅さえすれば、きっと今よりずっと元気になると、私は勝手に思っていた。
 家で父が療養するにあたって、元々の寝室では介護するのに狭すぎるので、リビングダイニングを使えるように片付けた。父の大好きなテレビの前で、お気に入りの窓も見える角度にベッドを配置した。隣のキッチンやから家族の声も聞こえるし、吹抜けの窓から空も見える。そこは、父が長年過ごしてきたお気に入りの部屋で、きっと安心して使えるはず。
 父の体調は、帰宅してから安定していて、担当医の懸念していた水疱も現れていない。彼の体調はとても良いと言ってもいいと思う。でも、好みの時代劇をつけても目を瞑ったままで、ベッドを倒して欲しいと言う。何と、食事中も目を瞑ったままのことが多くて、精神面では決して絶好調とは言えないように思う。
 今の父に身体の自由はなく、自分で思うように動くことは叶わない。その上、食事はすべてとろみ状で、声は掠れていて小さいから言いたいことも思うように話せない。これで元気出せ!って言うのもね…と思ってしまう私。近くで介護してる私がつまらないかもと思っていたら、それはやはり介護される側だって、楽しめないんじゃないかと。

 正直なところ、私はいっぱいいっぱいの毎日で、「疲れてるみたいだけど、大丈夫ですか。」と訪看さんやヘルパーさんに心配されたり、「僕のことをちっとも構ってくれない!」と息子からクレームが出たりとか、父の傍でそんなやりとりが頻発してしまっている。これは父には聞かせたくないとは思ってはいるのだけど…。 

 父に快適に過ごしてもらうためには、家族みんなが快適にならないとなんだろうな。すぐに改善できないだろうけど、まずは、日々の段取りを見直してみようかと思う。


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