タンパク質の重要性
タンパク質の働き
私たちの身体は60兆個の細胞の集合体です。その細胞に栄養を行き渡らすことで、私たちの身体は健康で元気にいることができます。
ではその細胞に栄養を届けるために必要になってくる栄養素は何でしょう。
まず基本ととなるものがタンパク質です。タンパク質は臓器や免疫抗体の材料であり、老化をゆるやかにするためにも必須の栄養素です。
そして皮膚や髪の毛、酵素、ホルモン、脳内神経伝達物質もタンパク質から作られています。タンパク質は身体を作るうえで土台となる栄養なのです。
タンパク質合成の初期に重要な働きをしているのがメチオニンというアミノ酸です。このメチオニンがなければタンパク質の合成はうまくいきません。
そしてこのメチオニンは動物性タンパク質に多く含まれます。タンパク質を効率的にアミノ酸に作り変えるためにも、動物性タンパク質を積極的に摂取することをお勧めします。
(参考著書:うつがよくなる食べ物悪くなる食べ物)
タンパク質は摂れているようで意外と摂れていないのが現状ではないかと考えます。そしてタンパク質は常に消費され続けているために毎日の食事で十分量摂取する必要があるのと同時にタンパク質は食い貯めができません。毎食タンパク質を摂る必要があります。
ただお肉やお魚を食べる機会の少なかった方は、お肉を食べると胃がもたれてしまったりする方もいらっしゃると思います。そんな方はタンパク質を分解する消化酵素が足りていない可能性があります。そんな時はパイナップルやキウイフルーツ、大根おろしなど消化を助けてくれる食材と一緒に食べてみて下さい。
お肉やお魚を普段から摂っていると徐々に胃もたれもしなくなってきます。
一日の摂取量の目安
タンパク質の一日の摂取量は、体重1㎏ あたり1~1.5と言われています。
例えば体重50㎏の人だと、1日に50~75g必要になってくる計算です。
【計算式】体重kg×1.5=🔲g
タンパク質で腹6分目+食物繊維で腹8分目を目指しましょう!
POINT
糖質の多い食品は最後に少量を頂くようにしましょう。
特にパン、麺、白米など精製された食品の糖質は血糖値を急上昇させ、血糖値を乱高下させてしまいます。
これはうつや、イライラ、急激な眠気、不安感、疲れなど様々な不調を招く原因となります。
食べる順番を変え、お肉(タンパク質)ファーストに変えることがオーソフードスタイルの一つです。ぜひ試してみてください。すぐに効果を実感させると思います。
豆知識
タンパク質の英語名proteinは『第一の』を意味するギリシャ語proteiosに由来し、第一に重要な物質として命名されたそうです。ここからもタンパク質の重要性が読み取れます。