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今年も伝統野菜「土気からし菜」の種をまきました

秋が深まる今日この頃、大木戸のソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)下では収穫と来年に向けた作付けが同時に進んでいます。その中で、昨年から栽培を始めた地元の伝統野菜「土気からし菜」の種まきが始まりました。

伝統野菜を育てる

土気からし菜は、千葉市の土気地区で300年以上に亘って栽培されてきた伝統野菜です。地元では「土気からし菜レディース(土気からし菜出荷組合)」が生産者組合として、生産や加工のほか、料理教室などを開いています。千葉市なども力を入れてブランド化事業を推進してきていますが、一方では生産者の減少が続いているという現実もあります。

そこで、千葉エコ・エネルギー/つなぐファームとしても、地域農業の担い手として伝統農業の継承を図るため、昨年から土気からし菜の栽培を行うようになりました。

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昨冬の土気からし菜の収穫風景

伝統野菜=高付加価値ではない

しかし、千葉市の伝統野菜として知名度は徐々に増してきてはいるものの、販売に際して付加価値となるような評価があるわけではなく、生産者の目線から見れば十分な収入にはなりません。古くから生産されてきた背景も、緑肥としての利用から来ているということです。

地域の農業の歴史を繋いでいくという流れの中で、今後どのように取り組みを広げていくかは試行錯誤をしていく必要があるだろうと考えています。

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伝統的な作業方法を採った今年の土気からし菜の種まき


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