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単材弓(単弓/丸木弓) Self bow その1 パドウク African Padauk / Pterocarpus soyauxii

日本では、平安時代には単材弓から複合弓に置き換わったようだ。
趣味であっても、単材弓を作る者は稀のようである。
英、米では狩猟に実用できる、或いは、伝統競技に使用する単材弓の自作は珍しくない。
彼らの知見も参考に、各種木材からの製作を試みる。
イングリッシュ ロングボウ等は、単材とはいえ、引っ張りに強い辺材部、圧縮に強い心材部という天然の複合材的性質を使う(背に辺材部、腹に心材部)が、材料入手が難しい。
当面は主に心材部の製材を利用してみる。

アフリカン パドウク 丸棒 直径3cm


長 160 cm
腹側の削り出し


側面切り出し


Tillering
なりを見て、削る。この繰り返し。
最終形
弦は人工シニュー(ポリエステル)を3本縒り合わせた。
撓え 成長の恐れはなさそう。


パッチ作って膠で貼る
亜麻糸で補強


黄麻(ジュート)で握りを巻く。明るすぎたので汚す。
左から 弓(紫外線変色+亜麻仁油)、材料(紫外線による色変化後)、色変化前

張力 約19.5㎏ (56cm)



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