見出し画像

無農薬栽培で収穫量が減らないようにするには

農薬を使わないと、害虫に食べられたり病気になることで、収穫が少なくなる、全く収穫出来ない、ということも起こります。

そういう事態をなるべく避けるために、私が意識しているポイントをご紹介します。

・種まきや苗の植え付けは、適した時期になったらすみやかに行う

まず、適した時期でないと、うまく育たない可能性が高く、病害虫の被害にもあいやすいです。また、ダメそうな場合、ギリギリまだ適期であれば、まき直し、植え付け直しが可能です。

早い時期に種をまく、苗を植えることで後からリカバリーが出来て、端からみると「うちはダメになったのに何で?」と言われるような、生育順調な畑が出来上がります。

・種は多めにまく

虫に食われる前提で多めにまきます。まいた種が皆元気に育った場合は、こみ合ったところを何回かに分けて間引き収穫します。間引くのが虫か人かの違いです。

・同じ畝に複数の野菜を育てる

ひとつの畝に1種類の野菜だと、それがダメになると、その畝の収穫は0になります。2種類育てると、1種類がダメでも、もう1種類があるので、経緯を知らない人がみると、ダメになった野菜があったとは気付きません。

この時、例えば2種類ともアブラナ科だと、害虫が同じで両方ダメになることが考えられます。科が違う野菜にすれば、どちらもダメになる可能性は低くなります。植える野菜の組み合わせは、コンパニオンプランツの考え方で選ぶとよいです。

・品種を変えてみる

品種の違い(大根であれば、三浦、宮重、聖護院、桜島、といった違い)で元気に育つ、育たないといったことがあります。自分の栽培環境でうまく育つ品種を探してみましょう。

種まき時期や収穫時期も品種で違いがありますので、育てたい品種をまずまいてみて、うまく育たなかったら遅くまでまける品種でリカバリーする、という方法もあります。

育てるのが難しくても、味がいい品種にこだわるのも家庭菜園の醍醐味ですが、それで収穫出来ないのもつらいです。

・ダメなら別の野菜を育てる

あ、コイツもうヤバいかも、と思ったら、その時に種まき、植え付け適期な野菜で良さそうなのを、とりあえず追加で種まき、植え付けしてしまいます。

環境が合わなくて、どうしてもうまく育たない場合もあります。

土の肥沃度、酸性アルカリ性、日照条件、風の向きや強さ、前に何を育てたか、等々、考えられることは色々あります。

また、自分の育て方の癖みたいなもののせいでうまく育たないという、"相性が悪い"としか言い様のない場合もあります。

上手になれば、これらの条件もクリアしていけるかもしれませんが、とりあえず挑戦はするけどダメなら諦めて次、という割り切りも大事です。仕事で野菜を栽培しているならこんなことは出来ないのかもしれませんが、素人の趣味の菜園です。挑戦もしつつ、収穫出来る野菜を育てましょう。

・最後に

ここまで読んで、基本的なことばかり、と思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、基本通りにやるのが大切で、じつは結構大変だと考えています。

ダメかも、コイツもうヤバい、の判断は、初心者のうちは難しいかもしれません。本や雑誌をみたり、周囲の人に聞きながら栽培経験を積むことで、だんだんわかるようになると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?