GreenFieldDeer

20m2の畑を借りて家庭菜園しています。栽培のコツを聞かれた時に上手く説明出来ず、後で「こう言えば良かった...」と思う事が多いので、「見て」と言えるような情報をnoteに書きたいと思っています。 農業技術検定3級(栽培系)と2級学科(野菜)、農業簿記検定3級に合格しました。

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20m2の畑を借りて家庭菜園しています。栽培のコツを聞かれた時に上手く説明出来ず、後で「こう言えば良かった...」と思う事が多いので、「見て」と言えるような情報をnoteに書きたいと思っています。 農業技術検定3級(栽培系)と2級学科(野菜)、農業簿記検定3級に合格しました。

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家庭菜園で一番大事だと思うこと

なるべく週に一回は畑に行くこと。 これは自宅に畑がある人には理解できない話だと思いますが、貸し農園を利用している場合、畑まで行かなければなりません。 畑まで多少の距離があり、平日フルタイムで仕事をしている場合だと、休日に畑に行くことになります。天気が悪ければ休むにしても、そうでなければ毎週、というのは、結構面倒です。 だけど、それなりに収穫できるように育てるには、春から秋までは原則週一回行く必要があると思います。 耕して、種をまき、苗を植えれば収穫までなにもしないで放っ

    • 今年最初の収穫です

      今日1/3、新年最初の収穫に行って来ました。 かぶ 聖護院カブです。とりあえず9個収穫し、735gでした。 カリフラワー 野崎早生花野菜です。まだ小さいかな、と思いつつ収穫、190gです。 チンゲン菜 はやどりチンゲン菜です。菜っ葉は寒さでかなり傷みだしたので食べられそうなのは全部収穫しました。125gです。 ネギ 葉ネギです。ちょっとだけ収穫し、20gです。 ブロッコリー 茎ブロッコリーのスティックセニョールになります。60gです。 ルッコラ 65g

      • コンパニオンプランツについて

        コンパニオンプランツという考え方があります。 ひとつの畝に一種類の野菜、という育て方ではなく、ひとつの畝に複数の種類の野菜を栽培します。 野菜の種類によって相性の良し悪しがあるので、相性の良い組み合わせにすることで、ひとつの畝に一種類の野菜の場合よりも良く育つ、とか、相性の悪い組み合わせは避けるとされています。 私は、ひとつの畝にいろいろな野菜を育てているので、周囲の人には「コンパニオンプランツを上手に利用している」と見えるようです。 自然栽培を始めた当初は、コンパニオ

        • 原産地の条件が一番いいとはかぎらない

          植物の育て方について、原産地の気候を参考にするといいとか、原産地に近い条件だと本来の性質が出てよく育つ、といった記述を見ることがあります。 本当にそうなのでしょうか。もともとの出身地が砂漠なら、砂漠の条件がその植物にとって一番いいのでしょうか。 例えば、稲はもともとは熱帯の植物だそうです。ではコシヒカリは東北より沖縄で育てたほうがよいのでしょうか。 実際には、地球温暖化の影響で低品質米が増える、とニュース(参考サイト https://mainichi.jp/articl

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        家庭菜園で一番大事だと思うこと

          買った後でものすごく後悔したけれど

          家庭菜園について書くために始めたnote ですが、 #買ってよかったもの というお題を見て、園芸ネタとは関係ないことを書いてみたくなりました。 美術館や博物館の展覧会を見に行くのが好きです。 ただ、今年になるまで、図録はほとんど買うことがありませんでした。 理由は、展覧会に自分の意志でいくようになった大学生の時、初めて買った図録を家に帰って見て、「色が全然違う」とショックを受けたからです。 大学生の身には図録の値段は結構大きくて、でもすごく展覧会が良かったから買ったのに..

          買った後でものすごく後悔したけれど

          自然栽培はけっこう手間がかかります

          2014年に自然栽培を始めて6年経ちました。 自然農法とか自然栽培についての書籍等から受けた印象というか、農薬も肥料も使わない、耕さない、雑草は人が手をかけなくて育つのだからそのように育てる、といった言葉のイメージから、実際に始めるまでは農薬や肥料を普通に使う慣行農法と比べて作業が少ないのかな、と思っていました。 実際にやってみて、それなりの収穫を得ようと頑張った結果、けっこう手間がかかっています。 農薬を使わない場合、雑草は草刈りが必要です。 梅雨から真夏の草刈りがか

          自然栽培はけっこう手間がかかります

          農業におけるアマチュアとプロの違いってなんだろう

          昔、園芸植物の趣味の会に参加していました。 ベテランの人のレベルはすごく高くて、業者が苗を買いにくるのは当たり前、ハウスを持っていたり、暑さが苦手な植物は山上げ(夏、涼しい高地に移動させて避暑させる)する、テレビで「○○植物園で××という植物が開花しました。非常に珍しいです。」ってニュースになると「あれ、Aさんちで毎年咲いてたよね?」という話になる、すごいコレクションがあると噂の植物園のコレクションがお仲間の遺族が寄贈したもの、とかいう世界でした。 でも、プロではありません。

          農業におけるアマチュアとプロの違いってなんだろう

          種まき適期っていつ?

          種まきは、適した時期に蒔くのが大事です。適さない時期に蒔くと、うまく育たない、収穫できない可能性が高くなります。 では、適した時期はいつなのでしょうか。私がその判断に用いている情報と、判断の仕方を書いてみます。 種袋一番参考にするのがこの情報です。 同じ種類の野菜(例えば大根)でも、品種(源助大根とか時なし大根とか桜島大根とか)により、種まき適期は多少違いがあります。 大きく分けると、早生(旬より早く収穫)、中生(旬に収穫)、晩生(旬より遅く収穫)という分類もありますが

          種まき適期っていつ?

          無農薬無肥料不耕起の自然栽培を選んだ理由

          野菜栽培の方法としては、慣行農法(農薬と化学肥料を使う、普通の方法)が一番ポピュラーだろうと思います。"慣行"という呼び名な訳ですし。次は有機栽培。無農薬無肥料不耕起の自然栽培となると、結構ロックな方ではないかと思います。 なぜ、この方法で栽培しているのか、一言で言うと、利用している農園が無農薬無肥料のところだから、という身も蓋もない答えになってしまうのですが、ではなぜそういうところを選んだか、ということになります。 いろいろ複数の理由が組み合わさり、その場の勢いや流れも

          無農薬無肥料不耕起の自然栽培を選んだ理由

          無肥料栽培で大事な収穫残渣の扱い方

          「無肥料栽培で意識していること」というタイトルのnoteに、 ・収穫残渣や刈った草は、畝間に敷き詰めて堆肥化させる。 と書きました。今日、サツマイモを収穫したので、具体的に収穫残渣をどうしているか、説明しようと思います。 ・収穫前のサツマイモ 写真右がサツマイモで左は大根です。同じ畝に同居しています。 ・一応、サツマイモの収穫の説明基本、普通です。同居人の大根に気を付ける以外は...まず、ツルを切ってどけて、掘りやすくします。 次に、畝に刈り敷いてあった草をどけて

          無肥料栽培で大事な収穫残渣の扱い方

          無肥料栽培で意識していること

          無農薬無肥料不耕起で野菜を作っています。 始めて最初の半年はあまり収穫がなかったけれど、その後はボチボチ収穫出来るようになり、6年たった今では十分な量の収穫が得られています。 まわりの人達には、本当に無肥料?と言われることもあります。 私が無肥料で野菜を作るにあたって、意識しているポイントをご紹介します。 ・なるべく常に何かが生えているようにする。畑を裸にしない。 ・たとえ病害虫が発生しても、収穫残渣を畑の中に残す。畑の外に捨てない。 ・野菜が草に負けない程度に草

          無肥料栽培で意識していること

          大根の間引き

          10月4日は、9月13日に種まきした大根の間引きをしました。 大根の間引きについては家庭菜園の本や雑誌に、どの芽を残せば良いかの選び方として、芽の大小や姿かたち、葉の向きがどうとかいったことが書かれています。 私のやり方ですが、まず、その日にやる予定の中で、最後にやります。 どういうことかと言いますと、草刈りの時に間違えて刈ってしまったり、収穫の時にバランス崩して踏んでしまったり、尻餅で潰してしまったりするわけです... え、そんなことしない?私は時々やらかすんですが

          大根の間引き

          無農薬栽培で収穫量が減らないようにするには

          農薬を使わないと、害虫に食べられたり病気になることで、収穫が少なくなる、全く収穫出来ない、ということも起こります。 そういう事態をなるべく避けるために、私が意識しているポイントをご紹介します。 ・種まきや苗の植え付けは、適した時期になったらすみやかに行うまず、適した時期でないと、うまく育たない可能性が高く、病害虫の被害にもあいやすいです。また、ダメそうな場合、ギリギリまだ適期であれば、まき直し、植え付け直しが可能です。 早い時期に種をまく、苗を植えることで後からリカバリ

          無農薬栽培で収穫量が減らないようにするには

          無農薬無肥料不耕起の自然栽培でも、これだけ収穫出来ます

          今日の収穫をご紹介します。ナスを始めとする夏野菜の木が弱ってきていたので、小さい実も収穫しています。なので、比較的収穫の多い場合になりますが、7坪の畑ですので、十分な量ではないでしょうか。 ナス ナスは1250gありました。先週の収穫は2025gありましたので、だいぶ減りましたが、それでもかなりの量です。 シシトウ&紫とうがらし シシトウと紫とうがらしです。550gと結構な量ですが、炒めるとカサが減るので案外食べられます。 花ニラ 花芽収穫用のテンダーポールという

          無農薬無肥料不耕起の自然栽培でも、これだけ収穫出来ます

          私の今の栽培方法について

          いわゆる「自然栽培」と呼ばれている方法で家庭菜園しています。 ですが、本や雑誌を見ると、「自然栽培」とか「自然農」、「自然農法」といった似た名前で、結構バラエティーに富んだいろいろな栽培方法があるのがわかります。 また、同じ人でも、以前と今の栽培方法が変化(進化?)している、と感じることもあります。 なので、ここで簡単に、2020年9月現在での私の栽培方法がどんなかを書いておこうと思います。 ・場所 藤沢市の農園、約7坪。 ・無農薬 農薬は使っていません。自然農薬と呼ば

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          園芸という趣味の残酷なところ

          小さな家庭菜園だと、必要な道具はそんなに多くはありません。手袋、ハサミ、カマ、スコップ、シャベル、クワ、支柱、麻ひも、ポット、といったところでしょうか。 他にもあったら便利な道具はいろいろありますが、ある程度家庭菜園に慣れて来てからでいいと思います。 ただ、特に男性の場合に、こだわりの道具をいろいろ揃えたくなることがあるようです。 ハサミを考えても、安いものは100円ショップで買える一方、よいものは二桁大きいものもあるかと思います。 よい道具は、安物より使いやすかった

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