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手付かずの夏|平屋私庭日記#45

陽光園の平屋から瓢箪山の平屋へ引っ越して約2ヶ月が経とうとしている。今回は庭の大引っ越し後のことについてのお話を。

移植のその後

植物たちを移植して2ヶ月が経過した。暑い時期に移植するのはリスクだと言われてるけど、なんとか枯れることなく全ての植物たちが根付いてくれた。

瓢箪山の平屋の庭の現状。庭というより茂みのような状態。。

この2ヶ月は仕事面でけっこうバタバタしてしまってあまり気にかけてあげられなかった。だから数本は枯れるなと覚悟してただけに全員生き残ったことには正直驚いている。
枯れなかった原因として大きかったのは思ってた以上に西陽が当たらない庭だったからだと思う。もし西陽に当たっていれば数本は枯れていたかもしれない。
順調に根付いていってくれてるのは嬉しい反面、今年はレモンの実が順調に大量に育っていたのを全て取り除いたのはなかなか寂しいところだった。

この瓢箪山の平屋の庭はもともと前入居の方が敷いた石のアプローチがある。それを活かしながら持ってきた植物を植えていく。ともともは陽光園の平屋でパズルのように収まっていた植物も、ここへ来ればまた違った配置へと据わっていく。
日当たりや成長度合い全体としてのバランスを見ていくんやけど、これを庭先で考えている時間は楽しい。

ちなみにこの賃貸平屋は大工、左官屋、家具職人、造園屋さんが借りてきた職人ハウスらしい。この流れ的に次は建具屋さんあたりが入った方が良かったんだろうけれど、僕は造園屋さんになるので重複してしまった。

瓢箪山の平屋の植物

正直に暑すぎて庭先に出る気がしないのと、ありがたいことに仕事がバタバタしているので卸屋さんに私用でいくことができず、瓢箪山の平屋の庭づくりは進んでいない。

そんな中、ハスの花は3年目にしてようやく一輪だけ花を咲かせてくれた。花のあとに残る種がアフリカでは収穫してペーストにし焼いて食べているらしい。

ハスの花もれっきとしたエディブルガーデンの仲間!

せっかくなので料理してみたいんやけど、まだまだ小さい花しか咲かないので残る実もかなり小さい。あと何年かしたら挑戦してみることにしようと思う。

そしてこの庭にはなんとブドウの木もある!

前入居者さんは実は知り合いの方で、出ていかれる直前までぶどうの手入れをしっかりやってくれました。しかもタネなし!嬉しいー!

この種無しブドウはもうすぐ収穫できそうです。来シーズンは僕が一から育てるのでそのことを考えると少し緊張しますね。。こんなに売りもの並みに綺麗に作れるかどうか。。

最後に

今回は引っ越し後の様子を書いてみました。最近思うのは「忙しい忙しい」と忙しいことを理由にやらないのは言い訳に過ぎないなってつくづく思います。
多分この世の中で忙しく無い人なんていないだろうし、僕とは比べものにならない過密スケジュールの中しっかりやりたいことを実行している方々を知っているからまだまだ改善の余地があるなって。でも大阪の暑さは石川県民の僕には何年経っても慣れないものです、。

とりあえず今の目標は新しいエディブル植物を増やして足元の凸凹を整えること!次の記事で目標達成を報告できると良いのですが。。

定点写真#45。早くこの暑さがおさまって欲しいですね。庭づくりはそれからにしよう。。

園園. 庭師 中山智憲

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