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憐れと吹く【詩】

愛を最初は少しだけ

欲が出てきて少しずつ

愛が情で濁っていくよ

ぐるりかき混ぜどんな色

歪な三角のてっぺんに
愛と情欲やじろべえ

ふらりひらりと揺れながら

笑っているの
泣いてるの

憐れ憐れと風が吹く

綺麗なままでは生きられず

肌に刻んで
骨に鏤め

憐れ

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