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琉球いろは歌

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「琉球いろは歌」を詠んだ名護親方は、1663年、那覇市久米に生まれました。留学生や進貢使節として中国の文化や学問を学びます。その際に感銘を受けた書物が、人が人として身に付けなけれ…
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琉球いろは歌

意見寄言は (いちんゆしぐとぅや)
身の上の宝 (みぬうぃぬたから)
耳の根を開けて (みみぬにゆあきてぃ)
肝に止みり (ちむにみとぅみり)

訳:
人の意見や教えは、人生の宝物です。耳の根を開けて、心に留めなさい。

名護親方

iko
3年前
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琉球いろは歌

櫓舵定めてど(るかじさだみてぃどぅ)
船も走らしゆる(ふにんはらしゆる)
寸分はじらすな(すんぶはじらすな)
肝の手綱(ちむぬてぃじな)

訳:
櫓と舵とを定めて船は走らせる。心の手綱は少しも外さないように。

名護親方

iko
3年前
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