猫はすねる、人は慌ただしい
29日はいろいろと雑用が増える
ゆっくりしたいがゆっくりできず、朝早くからは猫様が空腹を訴える
食事を与えると食べて睡眠
飼い主は慌ただしい、心は休養日、いろいろやることが多かった
夜まで大変~
といってもマイペースですが💦
『源氏物語』第26帖「常夏(とこなつ)」
『源氏物語』第26帖「常夏(とこなつ)」は、光源氏の物語の中でも特に重要な帖の一つで、彼の恋愛模様や政界での動きが描かれています。以下にあらすじ、主な登場人物、そしてエピソードのまとめを紹介します。
あらすじ
「常夏」は、光源氏が夕霧や柏木など若い世代との関わりを深める時期にあたります。この帖では、光源氏と末摘花との再会が描かれます。末摘花は源氏がかつて関係を持った女性であり、その外見や性格が独特なことで知られています。彼女は赤い鼻(末摘花に由来)を持つ容貌で、貴族社会の中ではあまり美しいとは評価されていませんが、源氏にとってはその清らかな品格が魅力的です。
源氏はしばらく末摘花と疎遠になっていましたが、彼女の元を訪れることを決意し、再び彼女と交流を持つことになります。末摘花は相変わらず高潔であり、質素な暮らしを続けていました。源氏はそんな末摘花を見て、自分がこれまでに関わった女性たちの中で彼女のように純粋で品格ある存在は少ないことを改めて感じます。
また、この帖では光源氏が若い頃の情熱的な恋愛とは異なる、より成熟した愛情や人間関係に対する考え方が描かれています。末摘花との再会を通じて、源氏は若き日の恋愛を振り返りつつも、今後の人生においてより深い絆を求めていることが暗示されています。
主な登場人物
光源氏: 主人公。宮廷の美男であり、多くの女性との恋愛遍歴を持つが、この帖では末摘花との再会を通じて、若い頃の恋愛とは異なる成熟した感情を示す。
末摘花: 光源氏のかつての恋人。容貌は美しくないが、その清らかな心と高潔な品格が源氏にとって印象深い存在。
夕霧: 光源氏の息子。彼もまた物語の中で成長し、父である源氏とともに宮廷生活を送る。
エピソード
末摘花との再会: 光源氏が末摘花と再会するシーンは、若き日の恋愛に対する源氏の感情と、歳を重ねたことで得た成熟した感情が対比されています。末摘花は相変わらず質素な生活を送り、貴族としての栄華からは遠いものの、源氏はその高潔さに深く感銘を受けます。
愛の形の変化: かつての情熱的な恋愛ではなく、より穏やかで尊重し合う関係を源氏が求めていることが示され、物語の中での彼の成長が描かれています。特に末摘花との交流は、若さの象徴であった過去の恋愛から距離を置いた彼の成熟を象徴します。
このように、第26帖「常夏」では、光源氏の人間関係の深化や、彼の内面的な成長が描かれています。