自己実現力のゴールを目指して1
ポイントとなるのは、自分の周りの人々の心を動かすことだ。
周りの人の特にマインドマスターとなる配偶者や血縁者、職場の仲間の心が動けば、何らかの形で状況には動き、結果は出る。
でもそれは、自分の意のままに人々を操作することではなく、自分がビジョン、プランを描くことによって自分が自分の潜在力を生かし、周りの人々と共鳴させることが大事である。
共感、納得、発見などの心の動きが産まれれば、やがてそれは周りの人の内部で大きな振動となって、その人たちの潜在力を揺さぶり起こすのです。
そういう風に人や商売をされている方は、お客さんに伝わる。
人を揺さぶるビジョン、プランを描いて自己実現力のゴールを目指す。ゴールのイメージが沸いたら自分らしさを磨いていこう。
1、意見
自分の一番言いたいことは何か?
ビジョン、プランに自分の頭を動かして考えた自分自身の見解、意志を明確に打ち出すこと。
2、望む結果
誰がどうなる事を目指すのか?
自分のビジョン、プランが機能した果てに紡ぎだしたい状況を、出来るだけ具体的に描くことが重要だ。
3、論点
自分の問題意識はどこに向かっているか?論点とは、自分のビジョンを持つきっかけとなった奥深くに眠る思いもある。
現状に危機感を覚え奮起し、今からの自分を貫く自分の問題意識だ。
周りの人々と、生活や時間の共有者と双方の問題関心から、ずれていない論点であること。
また、問題意識が低いと導き出す結果もそれなりになってしまう。
ビジョン、プランに提起している「問い」は、良い価値を生むものになっている事。
4、自己実現の共有者
一緒に自分のビジョンを共有する人々はどんな人か?
望む結果を得るために、誰に自分のビジョンをぶつければ良いのかを考え、最も適切な相手、ターゲットに向けて問題提起していき、その相手はどんな人かを知り、理解する事。どんな興味、問題関心、背景を持っているか、現在の状況はどうか。
自分の問題意識とビジョン、プランに興味を抱かせられるか、どんな意味が有るか。
時間の共有者や、周りの人々にフィットした内容で有る、もしくは個人差を超えた普遍的な内容で有る事。
5、自分の立場
相手から見たとき、自分はどんな立場にいるか?
自分は相手からどのような人物とみられているか。信頼されているならばビジョン、プランや問題提起は有効に働き、不信感を持たれていれば効力は低い。
結果を出すためには、自分というメディアの信頼性、影響力を上げていかなくてはならない。初対面の相手や自分との信頼関係がまだない相手なら、頭のところで相手との関係性をよくする内容や自分というメディアの信頼性を示す自己紹介を加えるなどの工夫が必要だ。
影響者からみた自分の見え方、立場を知り、それに応じた自己実現の対策をする事。
6、論拠
相手が納得する根拠はあるか?
自分の主張の正当性を示す根拠がしっかり筋道を立てて述べられ、相手にとって納得のいくものになっている事。
自己実現力のゴールを目指す説得力は「論拠」から生まれる。
7、深根思想
自分の根にある想いは何か?
心根、深根思想とは自己思想の根本、底にある自分の価値観、生き方、想いだ。
尊敬、侮蔑、感謝、憎しみ、怒り、依存、エゴなど、ビジョンやプラン自己実現をゴールに導く唯一の支えである。
それは言葉に出さずとも如実に現れてしまう。
想いや生き方に反したビジョンは描けないのである。
ネガティブな深根思考を抱えたままビジョンを描き改めても底にある想いが変わらなければ、影響者に与える印象は変わらない。
自分の描くものを大きく変えるためには、深根思考にメスを入れる必要がある。