ズボラ大学生に捧ぐ、生ゴミ退治法
皆さんは、朝起きれずゴミが貯まって、コバエが無限増殖した経験はないだろうか?私はある。
コバエと対峙する際に最も大事なスキルは、「生ゴミが出次第即座に密閉し、速やかに捨てる」という点だ。しかし朝に弱いズボラ大学生には難しいかもしれない。今回は、私と同類の諸子が生ゴミという巨大な難敵に対等に対峙する術を、不肖ながら共有したいと思う。
ゴミ捨て場のある部屋に住む
まずお部屋探しの段階からできる対策がこれである。朝に起きれない大学生は、ゴミが収集される8時など早朝だろう。一限にも起きれないのに、そんな時間に起きて路上の青いネット下にゴミ袋を置くなどできるはずがない。24時間稼働のゴミ捨て場があれば、夜でもいつでも捨てられる。
シンクを改善する
詳しくはこの動画にあるが、賃貸にありがちなシンクには、プラスチック製のゴミ受けが標準で入ってる場合が多い。しかしこれは掃除の手間が増え、なおかつ生ゴミでつまりやすく、コバエの繁殖場所になりやすい。
以下の動画にある通り、金属製のゴミ受けと流し用トラップに交換しよう。
ペット用ゴミ袋を活用する
ゴミ受けにたまった細かい生ゴミは、少なくとも2日に一回は捨てるべきだ。しかしそれを他のティッシュなんかと同様に捨ててしまうと見る見るうちにコバエ天国になってしまう。
犬猫用のゴミ袋は、いつ出てもすぐに密閉しやすい作りになっており、ほぼ安価だ。犬の糞はトイレに流せるが猫の糞は流せないので、特に猫用ゴミ袋は密閉性が高い作りになっている。空気を入れたまま結ぶと破裂しやすいので、空気を抜いて密閉するように心がけよう。
また菓子パンやお菓子の空き袋があるならそれを使ってもよい。百均の『イージーシーラー』を使うと楽に密閉できる。
コンポストを使う
『キエーロ』というコンポストを使って生ごみを処理するという離れ業もある。土には有機的なごみを食べてくれる微生物が済んでいるので、彼らに任せてしまおうという寸法だ。
しかしこれはこまめに人の手で混ぜたり、環境によっては失敗したりするので、割と難易度が高い。これを成功させるならそもそも一か月ロクにゴミを捨てない生活なんてしないだろう。ガーデニングが趣味の学生は、検討されると堆肥がゲットできるかもしれない。
これが、私が5年にわたる学生生活でたどり着いた攻略方法である。くれぐれも少ないなどと言ってはいけない。私が社会人になっても、コバエとの終わりなき戦いは続くのだから――。
また生ゴミと対峙する術は他にもあるはずだ。読者の皆さんもご存じであれば積極的にこの記事のコメントで教えてほしい。再現性の高いライフハックだとわかれば、ぜひこの記事内でも紹介させていただきたいと思う。
最後に、最善の生ゴミの処理方法はディスポーザーであることを強調しておきたい。生ごみを屋内に放置しておく必要もなく、ゴミ処理への行政コストも減らせ、環境にやさしく、何よりも楽である。
ご存じない方は不運だろう。この楽さを知ってしまうとなかなか離れられない。こんなに楽なのに、ランニングコストや導入費用がかさむため国内では全く普及していない。
しかし、例えば町の区画ごとにゴミ置き場と一緒に処理槽を設置したりして、コストを低減することはできるはずだ。なにより、設置が比較的簡単なはずのアパートなど集合住宅に普及が進んでいないのは大家の怠慢である。
また、この普及に本腰を入れない行政にも問題がある。この普及が進めば、ディスポーザーの維持管理に需要が生じ雇用を多く創出できるだろう。
以前にも大学生の部屋選び手ほどきなど、同輩を助け合う記事を書いている。私のこれまでの記事が学府の門をくぐる後輩たちに役立ててもらえば幸いであるし、体験談をもっと聞きたいと思っている。
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