見出し画像

労組を持たないベンチャーなどの労働者のために「超狭域ユニオン」を作ろう!

 関西学院の卒業生の進路には、3ランクある。

 Aランクは総合商社やトヨタ自動車など、名だたる大企業に行く勝ち組で、コミュ力お化けの上位1%が行く。
 Bランクはリクルートや大和証券、京都銀行など、ソルジャー系の大量採用大手でバリバリ鞭を振るわれながら切磋琢磨することになる。
 そこで余るのがCランクである。Cランクに立った人は二つの選択肢から進路を選ぶことになるだろう。つまり、Web広告などのベンチャーか、郊外のメーカーかである。

 僕はAランクは難しいしそのために努力するのも嫌だったので諦めた。Bランクでバリバリ働く気も競争する気も無かったのでこちらも却下した。そしてCランクの中で、陰キャの定石であるメーカー就活に進んだのである。

 しかし大体の大学生は、キラキラしていて同僚も若いベンチャーを選ぶのだろう。だがそこには労働組合もなく、これから先会社が続くかめどもわからない中で、差別化も怪しい商品をひたすらテレアポする生活に突入するかもしれない。そして労働組合もないのだ。

 こういった企業は大抵、営業しやすいように都心の二等地にオフィスを構える。例えば五反田・大塚・目白・心斎橋・茶屋町・南方・名駅・栄・鶴舞などだ。
 これらのインターネットで商売をする系の新しい会社が抱える問題は類似しており、仕事内容も似ていて、営業の比準など社員の構成も似通っているだろう。
 これらの企業に団体交渉するために、例えば「長者町ベンチャーワーカー組合」といった超狭域で労働組合を結成するのはどうだろうか。
 これらはコミュニティユニオンであると同時に、業界別組合の色彩も帯びる。何せ仕事内容が似通っているので、闘争のアジェンダを整理しやすい。

 都心部にはこのような超狭域コミュニティユニオンが、郊外には工場の組合が、地方には自営業者と第一次産業に民主的職場運営を普及する民商(敵組織)が加盟者を集め、全国をカバーするべきだ


いいなと思ったら応援しよう!