かつての仕事場へ2
前回、専門学校卒業後に鶴見方面の工場で働いていた頃のことを語った記事を書いたが、今回はその続き。
今回は行ってないけどあの工場の後で、次は大船の工場で務めたのだが、夜勤で心が折れて、苦労しながら上の人に懇願した。
そこで色々な場所を見たんだけど、なかなか乗り気じゃなかった。
結果、最悪な場所で働くことになってしまったのさ。
ここが、その仕事場に向かう途中のJR鶴見駅。
ここから、別の電車に乗り換えて仕事場に行くんだけど、来るまでの時間の間隔が長い上に、一度乗り間違えると面倒臭い。
実際最初の見学の時に一回間違えて、若干待ち合わせ時間に遅れたし。
その仕事場、なんてーか、風情があっていい感じ。そのいい感じが、アタイにあってるのかって言われれば、違うけど。
寂れた電車に乗りながら、都会から工場地帯が見えてくる窓の景色を眺めながら、かつて働きに行った時のことを思い出す。
あの仕事場に行くために降りる駅、こっちで合ってるっけ、まぁあんな時のことどうだっていいやって思いながら、降りた駅。
周りを少し歩いて、間違いなくここだって分かった。
パスモをタッチするやつと自販機と時刻表以外特に何もなく、乗り場が分かり辛い駅。
よく言えば無駄を全て取り払った、シンプルな趣のある、悪く言えばつまらない駅。
ここから当の仕事場に向かった回数は少ない。
というか、もう二度と行きたくないと思ってる。
静寂に響く虫の声を聞きながら、駅近くの踏切を越えて、寂れた工場地帯の中の道を歩く。
こうしているだけで、心細く歩いたあの日の朝を思い出す。
かつて務めた倉庫に着き、思っていたより大きかった看板に驚く。
この倉庫で仕事した頃のことは思い出したくない。人生の中でもトップクラスに辛い時期だったと思う。
これまでの仕事場よりさらに遠い上に、仕事が終わるのが遅くその分帰るのも遅くなる。一緒に仕事する人に心を通わせられそうな人がほぼいなかったし、働く環境も最悪だった。
それが嫌で、2回くらい働いて、前に勤めていた会社を辞めた。
こんな怠い思いをしながら生きるより、アタイはもっと楽しく生きるのが向いている人間だから。
…こういった話を書くときは、できるだけ面白く書けるように頑張っているが、この話を面白く書くのは無理があったみたいだ。
だが、楽しかった頃の思い出の土産を手にしたこと、それだけが幸せだった。
それじゃ今回は、これでおやすみ😪
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