去勢手術をするか、しないか。
どうも、愛犬家の「ちーさん@勉強中」です。
以前に「避妊手術」をする、しないのリスクについて書きました。
今回は「去勢手術」をする、しないについて書いていこうと思います。
現在、どうするべきかと悩んでいる人や、これからペットを迎えようと思っている人の悩みの少しでも助けになればと思います。
それでは、いってみましょう。
去勢手術をすることのリスク
去勢をすることによって、愛犬、そして飼い主さんが抱えることになるかもしれない「リスク」についてまとめてみました。
・全身麻酔
いかなる場合でも全身麻酔をすることによる、
愛犬の命へのリスクがあります。
まして健康な体にメスを入れるための麻酔になるので、
もし万が一の事態が起きた場合、
飼い主さんの心への影響もとても大きいと思います。
・体重の増加
去勢手術をすることによって体重の管理が難しくなる子がいるようです。
これは雄だけではなく雌でもいわれていて、
ホルモンのバランスが崩れることによって起こるのではないかといわれているようですが、
はっきりした原因はわかっていないようです。
・毛質、性格の変化
こちらは必ずそうだというわけではなく、
そういう子もいる、という感じです。
ただ、手術をしてしまったあとに後悔することがないよう
そうなってしまう可能性があることは頭に入れておく必要があります。
・子供をつくることができない
当然のことだと思われるかもしれませんが、
個人的には結構大きな問題だと思います。
去勢手術をしたあとに、愛犬の子供を見たかったと
何度か思うときが来ると思います。
私も何度も思いました。
これから下にまとめる「去勢をしないことのリスク」と
考え併せて、1度時間を取って、じっくりと考えてみてください。
去勢手術をしないことのリスク
・生殖器関連の病気になる可能性がある
去勢手術を受けることによって、
精巣腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫、精巣炎などの
病気への予防ができるといわれています。
精巣腫瘍は精巣が残っている場合、
発生する確率が13倍にもなり、
前立腺肥大は去勢手術を受けていいない5歳以上の子は60%の確率で
罹るといわていています。
これらの病気は罹ったからといって全てがすぐ命に係わるというわけではありませんが、
罹ってしまうと愛犬はもちろんのこと、
飼い主さんも看病に大変な思いをすることになります。
また歳を取ってからの手術は
全身麻酔とともにリスクが大きくなることも考えるておく必要があると思います。
・発情によるストレス
犬の雄に「発情期」というものは存在しませんが、
発情している雌の匂い(フェロモン)を嗅ぐことで発情します。
つまり、性成熟に達したら1年中いつでも発情することになります。
散歩中に発情してる雌に出会ったりすると、
ものすごい力で追いかけまわすことになります。
またあってはいけないことですが、
発情中の雌がドッグランに来ていた場合、
その子を争って、よその雄と喧嘩に発展することもあります。
この衝動を飼い主さんに止められることで、
犬は強いストレスを抱えることになります。
・マーキングやマウンティング行動
去勢手術をすることでトイレをするときに足を上げたり、
散歩中のマーキング、
ほかの犬へのマウンティング行動が軽減されるといわれています。
ただ去勢手術をする前に、すでにそういう行動が習慣化されてしまっていると、改善はあまり期待できないかもしれません。
なので、できれば早いうちの手術がいいのですが、
犬種によっては早すぎる去勢手術のために、関節疾患、骨肉腫のリスクが増加することがわかっています。
またマウンティングは「性行動」のほかに、
遊びで行っている場合もあります。
去勢手術後 我が家の場合
うちの男の子は生後8ヶ月ぐらいで去勢手術を行いました。
その頃すでにマーキングしてたかは覚えていませんが、
今でも家の中ではしませんが、
散歩に出たときはマーキングをするし、片足をあげてトイレをします。
あと、お気に入りの毛布を相手にだけ、
マウンティングをしてますが、これは遊びだと思います。
近くに発情中の子が居たかどうかは確かめようがなくわかりませんが、
雌を異常に追い回したり、遠吠えをしたりなどはありません。
性格ですが、うちに来た時からキレて噛みついてくる子でしたが、
去勢手術のおかげなのか、しつけなのか
飼い主の私たちには噛まなくなりました。
しかし、よその人には気に入らないことがあると噛みつきます。
そして、現在11歳(今年12歳)で今のところ、
上に書いた病気には罹っておりません。
去勢するもしないも、どちらが正解というのはないんだと思います。
飼い主さんが愛犬のことを大切に思って、
考えて考えて決めたことなら、それでいいのだと思います。
だから、いっぱい悩んで考えて悔いの少ない決断を。
それでは、また。
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