避妊手術するか、しないか 愛犬のための飼い主の究極の選択
どうも、愛犬家の「ちーさん@勉強中」です。
今回は、前回の続きとなる(→コチラ)避妊手術をするかしないか問題について、当時の私が悩んだことや参考にした考え方などを書いていこうと思います。
今、避妊手術をするかしないか悩んでる人や、これから子犬を迎えようと思ってる人の、考えのヒントにでもなればと思います。
それでは、いってみましょう。
妊娠を選択する場合に考えること
・自然に妊娠できる年齢の上限
犬が妊娠して負担なく出産できる年齢は、5歳ぐらいまでといわれています。
また、ペットショップなどで販売する犬の繁殖も6歳以下までという規制ができました。
あまり歳を取ってからの妊娠は、人間と同様、犬の体にも負担がかかるからです。
また、帝王切開しなければいけなくなった場合、全身麻酔の問題もあります。
全身麻酔もあまり年齢がいってからだと、それだけで体に大きな負担となります。
・発情中(ヒート中)のこと
犬のメスが発情すると、フェロモンを発します。
妊娠をするためにオスをひきよせる必要があり、当然の体の仕組みです。
ですが、ヒート中の状態で外に出してしまうと、オスがその匂いに反応して発情してしまいます。
そうすると興奮して追いかけてきたり、不注意で望んでいない交尾をしてしまったり、そこまでいかなくても怪我をしてしまったりと、自分たちだけではなく、相手にも迷惑をかけてしまうことになります。
オスもメスもいつもとは違う興奮状態になるので、外出を控えたり、よその犬に会わせないようにする必要があります。
・多頭飼育崩壊
これは少し大げさになってしまうかもしれませんが、頭の片隅に置いておいて欲しいです。
「多頭飼育崩壊」とは犬の数が増えすぎて飼えなくなってしまう問題です。
以前の記事でペットの発情と繁殖のことにつてい書きましたが(→コチラ)、犬の発情期は年に2回あります。
そして生まれてくる子犬の数も1頭ということはほとんどありません。
なので自分たちの時間やお金を考えて、1頭1頭、面倒をみてあげられる頭数を考える必要があると思います。
子犬をもうけるとしたら、いつまでがいいか
避妊手術をしたほうが、病気のリスクを減らすことができるというのはわかるけど、赤ちゃんも欲しいという気持ち、・・・わかります。
私も愛犬の女の子を長い間育ててきて、何度
「子供を産ませてあげたかったな」
「この子の赤ちゃんを見てみたかったな」
「この子が子育てしてるとこを見たかったな」
と何度思ったかわかりません。
なので、愛犬の赤ちゃんが欲しいと思ったら、病気のリスクも考えて、なるべく愛犬が若いうちに、少なくとも5歳までにして、その後避妊手術を受けるという考え方もあります。
この場合、「乳腺腫瘍」に対しての予防はほぼないことになりすが(2歳半を過ぎたあとの避妊手術は、予防効果がないという説もあります)、そこは、愛犬のこと、愛犬の将来のこと、愛犬の子犬のこと、と将来起こる色々な状況を考えて、飼い主さんが最後まで後悔せず、責任を負える状態を考えて選択して欲しいです。
まとめ
私の経験値で話すと、このとても大きくて将来までずっと関わる問題は、本当にすぐに決断しなければいけないときが来ます。
ヨチヨチして子犬子犬してた子が、半年もすれば妊娠できる状態になります。
さらにこの時期は、家に慣れてもらって、ルールを覚えてもらって、しつけを始めて、ワクチン受けて、散歩に連れ出して、乳歯は抜けてと、楽しくも忙しいときです。
私はうちに迎えると決めたときは、避妊しようと思ってたのですが、一緒に数ヶ月過ごしただけで、「本当にそれでいいのだろうか」と、迷いが駆け巡りまくりました。
そして獣医さんに相談し、病気のリスクを突き付けられ、またも悩んで揺れ動く、と今思い出しても苦しい日々でした。
私が知識不足だっただけなのかもしれませんが、そんな思い悩む飼い主さんの少しでも手助けになれば幸いです。
愛しい愛犬のための一生に一度の決断、死ぬ気で悩んでもがき苦しんで悩むことも大切なことだったと、今になれば思います。
皆さんも、できれば悔いの少ない決断を。
それでは、また。
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