風景 シーン5 ゲル
やっぱり土地ごとに特有の空とか朝日とか、空気の色があるものだなぁ、と
平凡なことをしみじみと
馬頭琴の音色と演奏法が多彩
仔馬が跳ねるみたいな
遊びながら一生極められそうな楽器
トンネル抜けるごとに雪の白が増えていった
高速から見える森の雪は誰にも触れられず
踏まれず消えていきそうで
あっちの空は白とか、ライトスカイブルーとか、オレンジとか、こっちの空よりも色数が少なくて、そのシンプルさが心の原始的な部分を震わせていった
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