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風景 シーン5 ゲル  

やっぱり土地ごとに特有の空とか朝日とか、空気の色があるものだなぁ、と

平凡なことをしみじみと

馬頭琴の音色と演奏法が多彩
仔馬が跳ねるみたいな
遊びながら一生極められそうな楽器

トンネル抜けるごとに雪の白が増えていった
高速から見える森の雪は誰にも触れられず
踏まれず消えていきそうで

あっちの空は白とか、ライトスカイブルーとか、オレンジとか、こっちの空よりも色数が少なくて、そのシンプルさが心の原始的な部分を震わせていった

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月階柚  @文フリ京都 えー23, 24
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