相対性理論『調べる相対性理論』(2019):惑星づくり
通算5枚のオリジナルアルバムを経ての、初のライブアルバム。
相対性理論の集大成ともいえるが、その域を超えている。新作と呼んでも良い程、サウンドが変化・進化している。新たな相対性理論の音楽的アティチュード。
ノイズミュージックや即興・実験音楽を消化したポップネス。
世界に向けて、忽然と現れて鳴らされている音楽。堂々と姿勢を律して、世界と向き合う覚悟が決まっている音。
センチメンタルなハードSFの様相を呈した、やくしまるえつこの歌詞の世界観と相まって、愛で光も影も包んで、まるで別の惑星を創っているようだ。
次のディケイドに向けたプレリュード。
私たちは腹を括って次のディケイドを創るのだ。と意を強くさせてくれる記録盤。
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