芸人がビジネスに向いている理由
今日は、芸人がビジネスに向いている理由についてお話します。これは、先日中目黒の完全紹介制のワインバーで行われた、経営者たちとの交流会で感じたことから来ています。
経営者が尊敬する職業”芸人”
先日、中目黒のワインバーで15名ほどの経営者が集まる機会にお誘いいただきました。会の途中で「他己紹介」という時間があり、それぞれが自分の経歴を紹介される場面がありました。私は大学時代にお笑いサークルで活動していたことを紹介いただいたのですが、驚いたのは、多くの経営者がその経歴に強い関心を持ってくれたことです。
特にその後、あるSESの会社の経営者と話していると、彼を含む多くの経営者が「お笑い芸人を尊敬している」という共通点があることに気づきました。彼らはただお笑いが好きというだけではなく、芸人の持つスキルやマインドセット、特に熱い情熱に心から尊敬の念を抱いているというのです。
芸人が持つ「GNO」の精神
その話の中で、私はビジネスにおいて大切な「GNO」という考え方を思い出しました。
「GNO」とは、以下の頭文字です。
G=「義理」
N=「人情」
O=「恩返し」
これを初めて知ったのは、WEBマーケティングの経営者やフリーランスを集めてサービス提供をしているStockSun社が運営するYouTubeチャンネル「WEBマーケティングTV」にて、認定パートナーである川口さんがお話ししている内容からでした。
参照:StockSun「WEBマーケティングTV」
12’45”:https://www.youtube.com/watch?v=O8Djth2tSLA
このGNOの考え方が、まさにお笑い芸人の世界に根付いているものだと感じました。特に売れない時期にお世話になった人々に対する恩返しや、先輩方へのリスペクト、困難な状況を支えてくれた家族や仲間への感謝など、芸人の生き方そのものがこのGNOを体現しているとも感じます。
義理・人情・恩返しのエピソード
芸人の世界では、売れていない時期に支えてくれた人々に対する恩返しの話がよく語られます。例えば、売れない時期に家賃を肩代わりしてくれた親さんへの感謝や、家族や友人が「やめないで」と励ましてくれたエピソードなど、GNOに基づいた実話が数多くあります。
こうしたエピソードは、厳しい芸能界で生き抜くために求められるマインドセットでありますし、実際に芸人としてエピソードを求められるために身に着ける実利的な考え方かもしれません。しかしそれはビジネスにおいても大切な考え方だと感じます。ビジネスで成功するためには、関わる人々への義理や恩を大切にし、人情を持って接することが重要です。芸人さんはこのGNOを日常的に実践しているからこそ、ビジネスにも向いているのだと感じましたし、ビジネスにおいて大成されている元芸人の方が多数いらっしゃるのも事実です。
芸人とビジネスパーソンの共通点
芸人として成功するには、才能や運だけでなく、強い意志とコミュニケーション能力が不可欠です。また、困難を乗り越える精神力や、自己成長を促す環境作りも重要です。これらはすべて、ビジネスパーソンが成功するために必要な要素と重なります。
芸人がビジネスに向いている理由は、単に笑いを提供する能力だけではなく、彼らが持つGNOの精神や、他者への感謝を忘れずに努力を続ける姿勢にあります。この点において、芸人は非常にビジネスに通じるスキルを持っている職業だと感じます。
結論
芸人が持つGNOの精神は、ビジネスにおいても重要な要素です。感謝の気持ちや他者への配慮を持ちながら、自分の道を突き進む姿勢は、ビジネスパーソンとしても成功を導くカギとなります。私自身も、この考え方を大切にし、ビジネスにおける人間関係をさらに大事にしていきたいと改めて感じました。