夢は小さく

今日は、「夢は小さく」というテーマでお話しします。この考えは、糸井重里さんがされているYouTubeチャンネル「ほぼ日の学校」で、糸井さんと『イシューからはじめよ』で有名な安宅さんとの対談を見て感じたことに基づいています。
参照:https://www.youtube.com/watch?v=Vf6nD3KL3T0

夢は小さくという考え方

安宅さんは若者に対して「まずは食べていくことだけを考えなさい」というメッセージを送り、無理に大きな夢を持つ必要はないという趣旨の話があります。まずは足元を見つめ、持続可能な形で自分ができることや、比較的得意なことからスタートし、その中でやりたいことを見つけていくことが推奨されていました。

この対談中に、糸井さんが言った「夢は小さく」という表現には深い意味が込められていました。大きすぎる夢は、実感を伴わないことが多く、言葉に重みがなくなり、日々の行動に紐づかなくなることがある。夢を小さくすることで、手触り感のある具体的な行動が可能となり、その積み重ねが結果として徐々に大きな夢に繋がるという考え方です。

私の経験:大きな夢に苦しんだ時期

私もこの考えに非常に共感しました。東京大学の大学院時代、国際協力という分野で学び、周りは非常に高い理想を掲げた同級生ばかりでした。途上国の支援や世界を良くする、日本を変えるという大きな命題に取り組む彼らの姿は輝かしく見えましたが、私自身、その環境に馴染むのは非常に苦しかったです。

というのも、私が掲げた目標への原動力は、周囲の影響や同調圧力、さらには承認欲求から来るものであり、心から「これがやりたい」と思っていたわけではありませんでした。結果として、途上国の支援に対して本当に真剣に向き合えていない自分に気づき、葛藤を抱えていました。

その経験を通じて学んだのは、公明正大なミッションを背負うのは、実際にその手触り感を持ち、具体的な行動を積み重ねていける人々に任せるべきだということです。私自身は、FIYの理念である「半径2メートルの幸せ」を追求し、家族やパートナー、仕事で関わる人たちに対して一生懸命価値を提供することを優先しています。

夢は小さく、日々の行動に繋げる

「夢は小さく」という考え方に納得感を持つのは、この自分の体験からです。大きな夢を無理に掲げるのではなく、手触り感のある具体的な行動を積み重ねることが、結果として大きな夢に繋がる。夢を持つことにプレッシャーを感じるのではなく、日々のアクションを大切にし、少しずつ自分がやりたいことを見つけていく方が、持続可能な成長に繋がるのです。

以前、別の記事で私は「夢パワハラ」=”夢ハラ”という表現を使いました。
参照:https://note.com/great_crab7780/n/nd5651ef1e0c6
これは、私が小学校の頃、将来の夢を無理に先生から求められた経験から来ています。夢を持たなければならないというプレッシャーが強すぎて、夢がないことが悪いことのように感じていたのです。この経験を通じて、夢を無理に大きく持つ必要はないということを強く感じています。

結論

「夢は小さく」という糸井さんの言葉は、私にとって非常に共感できるものでした。手触り感を大切にし、無理に大きな夢を持たず、日々の行動を積み重ねることで、最終的に大きな成果を得ることができると信じています。これからも、「半径2メートルの幸せ」を追求しながら、具体的な行動を通じて夢を育てていきたいと思います。


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