経営者が脳を休めるために取り入れた2つの具体的な行動

本日は、私が日常生活に取り入れた「脳を休めるための2つの具体的な方法」についてお話ししたいと思います。これは、以前noteに書いた「経営者の休み方」に関連するものであり、自分自身の働き方や生活リズムを見直すために実際に試している休まる行動です。

1.休む時間をスケジュールに入れる

まず最初に取り入れたのは、スケジュールに「休みの予定を組み込む」ことです。経営者として日々忙しく働いていると、どうしても仕事に追われ、休みの時間が後回しになってしまいがちです。そこで、私はあらかじめ3〜4週間先までの「休む時間」をカレンダーに入れるようにしました。

さらに、これをより視覚的に分かりやすくするために、スケジュールに「色」をつけました。例えば、仕事の時間は1色で、休みの時間帯には別の色を使うようにしたのです。これにより、休みの時間がどこにあるのかが一目でわかるようになり、逆に休みが少ないことに気づくきっかけにもなります。休む時間を明確に可視化することで、無意識のうちに休みを削ることなく、予定に組み込むことができました。

2.歩く速度をゆっくりにする

次に取り入れたのは、「歩く速度をゆっくりにする」ことです。これは細かい取り組みに思えるかもしれませんが、実際に大きな効果がありました。特に移動時に、私は常に時間を節約しようとし、1分1秒でも無駄にしないように速く歩く癖がありました。しかし、このせわしない行動が精神的な緊張感や心拍数の上昇を招き、結果として疲労感を増していたのです。

そこで、意識的に「ゆっくり歩く」ことを心がけました。これにより、

・移動の際に余裕を持ったスケジューリングが可能
・精神的にもリラックス

できるようになりました。特にせかせかとした動きが減り、日常生活において心の余裕が生まれたのは大きな収穫でした。

歩く速度に対する着眼点

この「歩く速度」に着目した理由の背景には、私が大学時代にお笑いサークルで経験した漫才の練習があります。漫才の練習中、相方と歩きながらネタを練習することがよくありました。この時、話すテンポが歩く速度と連動するようにネタを身につけていました。

・ネタの後半がテンポアップする場合、歩く速度も速くなる
・逆に、ネタの始まりがスローテンポであれば、ゆっくり歩くことで話すテンポも自然と落ち着く

この視点は、お笑い芸人であった島田紳助さんがNSCの受講生向けに講義をした内容の中にもあったと記憶しています。

このような取り組みのおかげからか、観客にしっかり伝わるようになっていきました。

この経験から、歩く速度と精神的な緊張感や切迫感には大きな関係があることを実感しました。仕事が立て込んでいる時こそ、意識的に歩く速度を落とすことで、心に余裕が生まれ、自然とストレスも軽減されるのです。

まとめ

私が取り入れた「休みの予定を立てる」ことと「歩く速度をゆっくりにする」ことは、どちらも日常生活の中で意識的に休む時間を作り出すための小さな工夫です。特に経営者として仕事の負荷が高い状況にあると、無意識のうちに自分の身体や心を酷使してしまいますが、こうした小さな取り組みが大きな違いを生むと感じました。

今後もこのような取り組みを続けながら、健康的に仕事と向き合っていきたいと思います。


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