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昔の自分と手を繋ぐ。
お疲れ様です。
最近昔のことを振り返る機会がありました。
振り返るのはいつも小学生の頃です。わたしのアイデンティティに良くも悪くも大きく影響を与えた時期でした。
勉強に厳しい学校で、受験する人が多い環境でした。必然的に、成績ごとにクラス分けがあって、そのクラス分けがスクールカースト的な意味合いを持っていた。
ひねくれた見方かもしれませんが、先生も心なしか成績の悪い生徒に冷たかった印象です。
こうして書いてみても、もう小学校を卒業してからうん十年と経つのにまだ、あの時の失敗を呑み込めていない感じですね。生傷のままで、まったく癒えてない。
勉強ができないから怒られる。でも、机に向かって勉強ができない。なぜ勉強しないといけないかが理解できていない。だから勉強しない。それでまた怒られる。
その繰り返しで、あの時は全員の顔色にびくびくしながら、ひきつった笑いをしていました。
最近、その頃の自分と向き合う想像をよくするんです。頭の中で、今の自分と、小学生の自分が横並びに立っている。わたしは、その時の自分の手を取る。そこで、一緒に立つ。それだけ。
でもなんだか、少し救われた気分になるんです。どうしてかわからないけど。
きっと、かつての自分が一番してほしかったことなんだと思う。誰かに手を取ってほしかった。
頭の中でしか、昔の自分には会えませんが。頭の中でだけでも、昔の自分に優しくしてあげたい。
なんだか長くなってしまいました。また。