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沈黙に強くなろう!できるかな?

尊敬されている方が、この東畑さんの本をリコメンドしていたので、先週ポチして、早速読破した・・・

この本を読む前は、「聞く」よりも「聴く」方が難しいと思っていました・・・著者の方も同様の考えだったそうです。

聞く方が、簡単そうですよね。小学生だって、出来そうですもんね。

私は職業柄、30年前に上司から『「Auditor」なんだから、クライアントの話をまずは真剣に聴け』と言われました。            「hear」でも「listen」でもなく・・・

「聞く」よりも「聴く」方が難しい理由は「心の奥底に触れるよりも、懸命に訴えられていることをそのまま受け取る方がずっと難しい」と表現しています。

重要な「聞く」の本題に入る前に「聞く技術 小手先編」(ネーミングが秀逸です・・・)の章があります。

その中で、「小手先の技術」を12個列挙されていますが、その中で注目したのが「沈黙に強くなろう」でした。

私は「沈黙」が大の苦手です・・・(本当に・・・そういえば、高校時代に読んだ遠藤周作さんの「沈黙」は別の意味で強烈だったな・・・閑話休題)

「沈黙」の間が「たった5秒」でも「3万年光年」に感じてしまって・・・

私の場合「沈黙」を避けるために、どうにか「乾いた雑巾をしぼり出すように」、話題を拵える癖があります。

しかし、著者は「聞くために必要なのは沈黙です」と記載されています。

「こちらから話題をふって、それに反応してもらうのではなく、相手の中から話題を持ち出してもらう必要がある。大事な話をする前は気まずいものなのですから、多少気まずい沈黙に耐えられる必要があります。」

とりあえず黙ってみて、間をつくりましょう。」と記載しています。

「間」って確かに必要ですよね。

更に続きます。

「沈黙がたくさんある会話には、心が滲み出してくるものです。」

この一文で「じわっ」とした感覚で、首肯しました。。。読んで良かった。。。

流石だ。。。。

続きは。またの機会に。。。では、また。。。

東畑開人著「聞く技術 聞いてもらう技術」ちくま新書

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