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弓矢を持つ人物の正体|パプアニューギニア

※画像はAI生成によるものなので、実際の人物や記事内容とは関係ありません。

今日はパプアニューギニアの話をしよう。
パプアニューギニアは、
インドネシアの東側に位置する国だ。


パプアニューギニア国

パプアニューギニア国の概要

  • 面積: 約46万平方キロメートル (日本の約1.25倍)

  • 人口: 約1,014万人 (2022年時点)

  • 首都: ポートモレスビー

  • 民族: メラネシア系

  • 言語: 英語(公用語)、ピジン語、モツ語など

  • 伝統的な部族社会が残っており、多様な文化が共存しています。

  • 先住民の伝統的な生活様式や工芸品、音楽、ダンスなどが特徴的です。

  • 熱帯雨林に覆われた大部分の島々は、生物多様性の宝庫となっています。

  • 火山活動が活発で、地震や津波の危険性もあります。


私はケインズ(オーストラリア)経由で
現地入りした。

1ヶ月ほど滞在したけど、
当時(1996年頃)は何しろ治安が悪くて、
ホテルと仕事場の医療施設間の往復だった。

たまたま寄ったレストランでは、
入口の扉が二重になっていて、
しかも頑丈な鉄製の扉だった。

最初の扉の前に立つと、
中にいる守衛が来訪者の様子を確認した上で、
扉を開いてくれるが、
その奥にはさらに別の鉄扉がある。

単に食事をするというだけでも、
強盗団に襲撃されるケースもあるそうなので、
それだけ警戒しているということだろう。

事前に入手した関係者からの情報では、
医療施設で作業をしていた日本人が、
入院していた患者から急に声をかけられ、
「強盗団が来たから急いで窓から逃げろ」
と言われて、
慌てて逃げ出したこともあるそうだ。
命からがらとはまさにそのようなことだ。

別のケースでは、
現地の一軒家を借りて住んでいた日本人が、
車両で帰宅してきたところを襲われ、
車を奪われたこともある。

この時にも命は無事だったので、
不幸中の幸いというところだったそうだ。

私が滞在したホテルは空港近くで、
何かあった時に緊急に移動する可能性を
考慮しての選択だった。

ホテルとは言っても
高層ビルというわけでもなく、
ペンション形式の個別の建物だった。

当時の治安状況では、
強盗団も銃器類で武装しているとのことで、
一般の人達どころか警察であっても
容易に制圧できる状態ではないとのことだった。

そういう時期に1ヶ月ほど滞在したけど、
しばらく経って中庭を歩いていた時に
貧しそうな衣類を着た人物が
弓矢を持って歩いているのを見かけた。

ホテル滞在者とも思えないし、
スタッフとも思えなかったので、
出かける際にフロントで聞いてみた。


庭の方で弓矢を持った人物を見かけたのだけど
あれは何ですか?

フロント係
ああ、あれは「守衛」です。


はあっ???
だって強盗団だって銃を持っているのに、
守衛は弓矢でどうやって対抗できるの?

フロント係
ああ、それは守衛に銃を持たせると、
守衛が強盗になるので持たせられないのですよ。

という答えだった。

でも確かにそう言われたら否定できない。
世の中難しいものだと思ったよ。

とにかく早く仕事を終わらせて、
無事に日本に帰りたいという気持ちが強くなった。

治安が悪いということは、
医療や教育活動もまともにできない地域もある。

すぐに改善できるような状況でもないので、
本当に難しい課題だと思った出来事だった。

以上


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