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心理カウンセラーは人の心が読めるのか
心理カウンセラーは心理学を勉強します。
「人の心が読めるようになるんですか」と尋ねられることがあります。
答えは
NO
です。
「心理学」と聞いて、テレビや雑誌で紹介される「心理テスト」や、しぐさや表情から相手の考えを見破る「読心術」を思い浮かべる人が多いのかもしれません。
心理テストや読心術は、特定のだれかを対象にしています。
一方、心理学は、だれもがもつ心の普遍的な働きをとらえようとします。
日本心理学会理事長の言葉を借りるなら
「心理学とは、人間の心理や行動に関する法則を明らかにしようとする学問です」
心理学は、「心」の科学なのです。
人間の心理や行動は、ある条件に対していつも同じとはなりません。
ある確率でこうした行動が見られるという具合に、心理や行動を確率的にとらえるのが心理学です。
そして、100%の確率で必ずこうなると断定できないのが、人の「心」なのです。
だからこそ、心理カウンセラーは目の前のクライアントの語る様子や内容に細心の注意を払って、自分の価値観や先入観にとらわれないことが大切です。
あり方がとても大切です。
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