記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

『LOST EPIC』というゲームがとても良かった

面白かったのでゲームについて思ったことをまとめます。当然ネタバレもあるのでこれからプレイする方は気をつけてください。


なぜこのゲームをやろうと思ったか

このゲームを見つけたきっかけはSwitchでセールをしていたからですね。
私は2Dゲームが好きで、当時「広大な2Dマップを走り回って素材集めて武器作って探索するようなゲーム」を探していたのですね。そこで本作をみつけ、ドンピシャだと思い購入しました。セール価格で2000円くらいだった気がします。
実際ドンピでした。

2Dゲーム、好きです。カービィシリーズやマリオシリーズをそれなりにプレイしています。メトロイドはやったことないです。リトルノアもあれ、面白かったですね。

最終ダンジョンも踏破して70時間くらいプレイしてきたので、その感想をまとめたいと思います。
「〇」が良いと思った点、「×」が悪いと思った点、「ー」は人によって評価が分かれそうだと思った点です。

〇世界観・イラストが良い

世界観やストーリーのあらすじは公式サイトを見てみてください。ダークファンタジーです。王道です。
eショップでこの作品を見つけたのですが、最初はイラストに惹かれました。イラスト、キャラデザ、敵デザイン、背景がとにかく綺麗。マップは広く様々なステージがありましたが、どんな景色、どんな敵が待っているのだろうかと期待できたため、探索を途切れさせずに進めることができました。
いや本当に背景が良い。なんでこんなに私好みなんだ。うっとりしてしまう。

ここすき

加えてキャラのボイスとBGMもとても良かったです。使徒討伐と神域のBGMがアツいです。

後から知ったのですが、イラストを手掛けている方がFGOやアズレンにも関わっている方なんですね。どうりでイラストが目に留まったワケだ。FGO最近やってないけど……

〇ボリュームがかなりある。それでいてコスパが良い

散々寄り道をして、完全クリアするのに70時間くらいかかりました。ボリュームはある。
本作には周回要素があるので2周目に突入し、そこで全クエスト制覇をすることができました(全クエ制覇には全宝箱の回収、全敵の撃破、全武器の登録が必要になるので、必然的にゲーム内のコンテンツをやりつくす必要がある)。
そこまで飽きずに進められたのはゲームに魅力があったからですね。
なんならこれから3周目に突入しようかとも考えています。これだけ遊べて2000円前後はとても安いと感じました。

〇ワープポイントがまぁまぁあるので広いマップでも大丈夫がち

先述のとおりマップがめちゃくちゃ広いです。それに対して主人公の機動力は低いので、探索にはめちゃくちゃ時間がかかります。
しかし世界各地にワープのポイントがあるのでそれなりに時間を短縮することができます。楽。
ワープポイントの近くに湧く敵を覚えていれば狩って帰っての稼ぎ場としても利用できるので便利。

〇子魔女がかわいい

各地にいる、主人公をサポートしてくれる子魔女。とてもかわいい。

かわいい

×絶望的に使いづらいUI

これはこのゲームの最大の欠点ですね。他サイトのレビューでも真っ先にこの点が指摘されていました。
ソシャゲやネットショッピングのサイトなど、UIの利便性が叫ばれるこの時代、なぜかこのゲームのUIは絶望的です。絶望的という言葉すら生温いほど、くっそ使いづらいです。コンテンツ溢れるこの令和の世にこんなにめちゃくちゃなUIがあったのかと感動してしまうほどです。
このゲームの大きな要素として武器の作成があり、自分好みの武器を作って技を入手してオリジナルの戦法を編み出すことができるのですが、そのための武器作成がしっちゃかなUIのせいでめちゃくちゃ面倒くさくなってしまっています。何度も武器を作ることになるからこそ、この欠点がとても目立つ。

武器防具の並びがめちゃくちゃになりがち

まぁ致命的なバグとかではないので我慢してプレイすれば良いのですが……正直全武器生産はとても骨が折れました。素材集めが大変なのではなく、UIが大変で。

×武器強化にかかるコストが高い

武器強化に使う素材が集めづらいです。クリア後はかなり安定して荒稼ぎすることができるのですが、ストーリー攻略中は厳しかったです。
様々な武器を作ってオリジナルの戦法を編み出すことが本作のウリですが、ストーリー攻略中は様々な武器を作っている余裕は全然ないです。一つの武器に強化素材を集中して投入した方が良い感じ。しかしそれだと多様な戦法が犠牲になってしまい……といったような。いろんな戦法でストーリー攻略をさせてほしかったです。まぁこの点は周回プレイをすれば大丈夫かとも思う(周回では武器や技が引き継がれる)。

×カメラ距離を変えられなく探索がキツい。それでいてくっそ入り組んだダンジョンを攻略しなければならない

カメラ距離を任意に変えられないので、広いマップであっても主人公の周辺しか確認することができません。これにより初見の地の攻略がなかなか難しかったです。カメラ距離をもっと遠くに設定できるようにしてほしかった。
そしてダンジョンはくっそ入り組んでいます。特にステージ4とステージ7は一部ものすごいことになっています。それなのにカメラ操作はできずマップにも詳細な地形が記されないので、攻略の難易度がとんでもないことに。

暗くて広いマップが地獄。これでもスキルで明るくした方なんです。
G・ライト? 知らない子ですね

ー戦闘のバランス……?

基本的に敵のアクションの発生がとても強く、主人公が技を振るっているときでも容赦なく割り込まれて被弾します。そして一部マップではそんな敵がわんさか湧いてくるので、嵌め殺しに近いやられ方をしてしまうこともありました。
そんな敵だらけの戦闘なので、主人公の武器は遠距離攻撃ができる弓が一強となってしまいます。遠くから状態異常弓を撃ちまくるだけで今度はこっちが敵を嵌め殺しできてしまいます。終盤は剣をあまり使わなくなる。
この点は賛否ありそうな気がします。私は一応賛です。弓無双の戦闘スタイルもそれはそれで爽快感があるし、剣も大ボスと一対一になれば使わないわけでもない。

ー料理を使うメリットがない

まじでない。
料理を食すと体力を回復して様々なバフを得られるのですが、問題なのは料理を食べるモーションが長すぎるという点です。というのも先述の通り、このゲームの終盤は強モーションを備えた大量の敵に袋叩きにされる戦闘が多いです。そんな中で悠長に料理を食べてる暇なんてないんですね。それに加えてほぼノーモーションで使えるヒールという技が優秀すぎるのもあり、料理の存在意義を完全に奪っています。
まぁ料理を食べると様々なバフを得られるので、戦闘前の安全圏で食べる分には良いのか……?

料理の見た目がとても良い。食べたことないけど

料理のグラはとても凝ってます。おいしそうですね。材料は虫とか内臓とかだけど。見た目が凝ってるからこそ使う機会がないのが勿体なく感じます。

ーグロ要素あり

ポップなイラストに反して一部グロ要素あり。明るい絵柄だからこそ綿密に描写されないグロさがあるといいますか。一部の敵や素材はけっこうウワってなります。
この点が大丈夫かどうかは個人のグロ耐性によりますね。

巨人から採れる脳

結論:このゲームに私は大ハマりしました

最初に書いたとおり、私が求めていたゲームの理想にかなり近い作品でした。2Dゲームで、イラストが綺麗で、収集要素があって、といった感じ。
今でこそ2周目で、戦闘を重ねて物資を稼ぐことばかりやっていますが、1周目の初見のワクワク感はすごかったです。どんなストーリー展開なのか、次のステージにはどんな敵がいるのか、どんな景色が広がっているのか、どんな武器が作れるようになるのか。ゲームの醍醐味ですね。
世界観に没頭できてうれしかったです。

総じて良いゲーム経験でした。

以上、『LOST EPIC』のプレイ感想でした。

参考:2周目終了後、最終ステージを周回していたときのステータス

剣は飾り

まだ最適には程遠いという印象。がんばっていきましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?