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J2こんにちは👋崖っぷち浦和

明治安田生命J1リーグも第34節が終了し、残るも数試合となった。浦和レッズは消化試合数が2少ないものの、現状勝ち点39の16位に位置している。下には、勝ち点同率の柏レイソル、35点の18位磐田、32点の19位札幌がいる。そして上には、40点で新潟、41点で京都と湘南がいる。大まかにこの7チームで残留をかけて戦うこととなる、と私は考えている。この残留争いにおける、浦和レッズの現状の問題点、そして展望を考えていこうと思う。


浦和レッズの現状の問題

  1.  守備崩壊

  2.  創造性に欠けた攻撃

  3.  圧倒的駒不足

1. 守備崩壊


 攻撃的なヘグモ監督を切ってまでして招集した、守備思考のスコルジャ監督。しかし、サポーターが実弟るような強固さはガンバ大阪戦でのみ発揮された。スコルジャ監督は442のブロックを敷いてディフェンシブに戦う、ある意味伝統的なカルチョ的フットボールを行うというレッズサポは多いと思う。私もそうである。実際、23年シーズンはリーグ最少失点である。しかし、スコルジャに代わってからのここ5試合で6失点となっている...
 1つの理由は、DFラインの質の低さと層の薄さだろう。井上、佐藤は十分なレベルとは思えない。また、マリウスもショルツとコンビを組んでいた時よりも、その強度の高さは影を潜めていると思う。また、CBがこの3枚のみなのはおかしい。FBは頭がわいているのだろう。質の低いCBしか使えないスコルジャも可哀そうである。
 そして、1番守備崩壊しているのは、コーナーの守備だろう。ありえない。何試合、同じ方法でやられたら学ぶのか。こんなに学習能力の低い選手、監督、スタッフとは思わなかった。ゾーンでは無理。ゾーン外から入られるかゾーン外にクロスを上げられ、ヘッダー。すべて同じ。マンツーとゾーンの併用かマンツーのみにしてくれ。セットピースなので、対策や思考の変更はある程度簡単なはずなのに、なぜしないのか。そもそもがちびっこ軍団なので、コーナーを与えない守備をしてほしいところだ。
 では、ガンバ大阪戦のように442のブロックを完璧に敷いて、守って守ってカウンターで沈めるという戦術は正しいのだろうか。そんなことはないと、私は考える。というのも、今の浦和レッズでは、90分間守り切れる底力はないからである。ガンバ大阪に勝てたのは精彩を欠いてくれたからで、我々の守備はいつ点を取られてもおかしくなかったと思う。また、去年のスコルジャフットボールも、最後の最後にバック4+西川のブロッキングでしのいでいた。しかし、ショルツ、酒井、明本が抜けたことでできない。そして、コンパクトさが売りの442のため、サイドチェンジを多用されたら、破綻する。何しろひどいのは、売りであるコンパクトさからなる、中央の硬さもない。なら、どうしようもないのではないだろうか。頭を抱えたいが、今の頭は抱えたくない。そんな浦和である。ならば、攻撃は最大の防御というように、攻めて、ポゼッションして、勝つのはどうだろうか。

2. 創造性に欠けた攻撃

 皆さんは、スコルジャに代わってからのビルドアップを見たことがあるだろうか。私は見たことがない。というより、ハーフラインを超えるのを見ることが著しく少ない。後ろでつないで、プレスを真正面から受けて、蹴りだすか取られて被カウンター。このパターンしかない。しかし、学ばずにまたつなぎ始める。何かの十字架を背負っているのだろうか。まして、サンタナというターゲットを出しているのに、蹴らない。なぜだ??負けている状況で80分過ぎて、後ろからつなぎだす。なぜだ??フットボールIQが低すぎるのではないだろうか。残留争いをしているチームにこのようなきれいごとは、100億%いらない。もっと弱者の自覚をもって、プレーすべきだろう。
 しかし、そうもいかないのが浦和レッズとしてのプライドなのではないか(そんなプライドは私がへし折ってやる)。今のスコルジャは433気味に可変し、2CBの間にボランチが落ち、SBを初期位置として張らせ、空いたスペースにWGを下している。サイドから組み立てようとしている。では勝てないのは、選手の問題だろうか、配置の問題だろうか、それともフットボールの思考の問題だろうか。
 まず、選手の問題だ。このフォーメーションで1番大切なのはWGの選手だろう。では、今使われているWGを見てみよう。大久保、関根、前田、松尾、中島である。基本、大久保と関根がスタメンなのだが、創造性があると思えるだろうか。私は中島以外ないと考える。キーパスもなければ、突破もない、ただ後ろにパスを戻すだけ。そんなプレーで崩せるならまだしも、崩せたことあっただろうか。記憶にない。ならば、人を変えるべきだ。関根から中島、大久保から渡邊で原口を1つ前に上げる。幾分ましな攻撃になるのではないだろうか。
 次に配置の問題だ。まず、WGを下す必要はあるのだろうか。本職を下げ、SBを上げるのはなぜだろう。WGを張らせ、1対1を仕掛ける。こちらのほうがいいのではないだろうか。つないでだめなら、個人技で。しかしそれほど個人技があるとは思えない。また、ボランチをCB間に下ろさずに、なかで仲介役にしたほうが良いのではないか。グスタフソンに小中長距離のパスを織り交ぜながら前進するほうが、今より良くなると私は思う。ここで皆さんお気づきだろうか。これはかのペア・マティアス・ヘグモ監督がやりたかったフットボールである。8ヶ月かけてやっと完成が見えてきたものを、ほんの数試合でできるはずがない。なら、大きく蹴って何か起きるのに期待するほうがよっぽど可能性があると思う。
 最後にフットボールの思考だ。後ろからつなぐのはリスクが高い。1点がものをいう残留争いは、いかにリスクを減らせるかが大切である。ゴールキック・パントキックは全部蹴る、セーフティファーストでクリアをする、このくらいはっきりとやるべきだ。大きく蹴るならば、スタメンはサンタナだ。と思うが、前節は松尾が起用され、交代でサンタナとリンセン。もう、勝ちたいのかわからない。一般人から考えれば、サンタナとリンセンをスタートで、相手がつかれたときに松尾を交代で出すほうが嫌だと思う。これは間違いなのか。なにより、大きく蹴るという創造性に欠けた攻撃が、今の浦和にとって最適解なのが悔しい。生まれてからずっと見ているがこんな情けないのは初めてではないだろうか。スコルジャが柏戦でどう攻撃を展開するか見ものである。

3. 圧倒的な駒不足

 FB本部の責任である。まず、夏に抜けた選手が多すぎる。ショルツ、岩尾、酒井、ソルバッケン、敦樹。そして、冬に明本、荻原、、、。逆にとってきたのは、石原、佐藤、井上、本間、二田、長沼、元気。ディフェンス陣は確実にグレードダウン。攻撃陣はこんないらんでしょ。本部は攻撃しか頭にないんか。フルシーズン勝てるようにするには、後ろ固めてからじゃないと話にならない。夏に何をしていたのだろうか。ヘグモと話していて、夏が終わりましたでは、話にならない。補強ポイントは明らかに後ろである。ゆえに、冬の移籍市場での動きが重要となってくる。その点において最重要事項はJ2に落ちないことである。浦和レッズはお金だけはある。そのため、J1にいさえすれば、補強もずいぶんやりやすくなるだろう。落ちてしまっては、欲しいと思った選手がわざわざステップダウンしてまで移籍したいと思わないだろう。浦和レッズはダウンしてまで移籍したいクラブではない。質のある駒を集めるための最低限は残留することだろう。

今後の展望

 今、浦和レッズは分岐点に立っている。降格したら、向こう10年は戻ってこれないと思っている。残留は必須条件だ。ここでは、残留をしたと仮定して、私の考えるクラブのすべきことを上げたいと思う。

  1.  FB本部の解体

  2.  血の入れ替え

  3.  サポーターの考え方を変える

1. FB本部の解体

 これは皆さんが望んでいることだろう。現場を見ない移籍方針。自分たちの責任はすべて監督に押し付ける。ただのOBの溜まり場。こんなものとっぱらったほうがましだ。そもそも、根っこから腐りやがってる組織を残してる理由を知りたい。そして、上の人間はもっとファン・サポーターの前に出て話をするべきである。というより、それが責任なのではないだろうか。
 また、解体した後、欧州からディレクターを招聘し、監督と綿密な話し合いの元、移籍市場の動き方を決めてほしい。それに必要なのは、欧州のディレクターのコネクションと監督をすぐ切らない忍耐強さだろう。欧州のコネクションは、パートナーシップを集結しているフランクフルトやフェイエノールトに協力を仰いでもらうのが一番だろう。一方、忍耐強さは解体することで成長することを望みたい。

2. 血の入れ替え

 冬の移籍市場での動きは間違いなく大きくなるだろう。というより、大きくいかなければならない。西川の代役ができるGK、私的には新潟の小島。CB、できれば欧州の選手、2枚は必要。SB、大畑がいなくなる予想のため、最低3枚。ボランチ、グスタフソンが移籍となれば2枚。WG、不用品が多いため売却をしてから。即刻阿倍裕葵は解雇。と、ざっと上げるだけで10枚ほどになった。やりすぎと思う方もいるかもしれないが、優勝したいならこれくらいやらないとである。何も1回の移籍市場というわけではない、3回くらいでできればいいと思っている。とにかく、J2のかき集めチームでは、J2浦和呼ばれるのは時間の問題だろう。

3. サポーターの考え方を変える

 現在の浦和サポーターは、やれ「浦和を背負う責任」だの、やれ「気持ちで負けてる」だの、はっきり言ってうっとうしい。今の選手を見てほしい。
気持ちでどうこうなるレベル
なのか?そして、負けた要因を根性論にすればするほど負け続けることをわかっていないのか?確かに、気持ちを入れて1つ1つを精一杯プレーするのは、大切だ。しかし、大切にできたところで、そのプレーがおざなりならば、まったく意味をなさない。残留に向けて根性論も必要かもしれないが、その後はいらないことを理解してほしい。あと問題行動を起こさないようにしようか。迷惑被ってんのは、俺らだぞ。もっと考えて行動しようね。とにかく、サポーターの成長も必須である

まとめ

 はじめてにしてこんなにつらつらと書いたが、要するに美しく勝つフットボールではなく、泥臭く勝ち点1をもぎ取るフットボールをやろう。そして、クラブとサポーターともに成長しなければ、何のタイトルも見えてこないということだ。といっても、今日の柏戦を勝たないと見えてこない話だ。
1戦必勝。We Are Reds!!!


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