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毎日寒いですね。ほんねの地域では雪が降っているよ。この時期になると思い出すことを今日は書いていくね。

私ハムスターを小2の頃に飼っていて2年8ヶ月生きた。私が飼いたい!と親を説得してようやく買うことができた。  2年半過ぎのある時から歩き方がおかしい、耳が赤くなっているということで病院に連れて行ったところお腹に腫瘍がある、アレルギーを起こしていると医者から言われた。腫瘍は手術しないと治らないと言われた。ハムスターの寿命は2〜3年。おばあちゃんハムスターには手術はリスクがある、お家で飲み薬と塗り薬で少しでも私のお家で長く生きさせた方がしあわせなのでは…?と考えた末手術はしないことにした。やせ細った身体でも回し車で懸命に動く姿、水を飲む姿、私が薬を人間の量くらい塗ってしてしまったせいでベタベタになった体、今でも目に焼き付いているよ。しま子は懸命に生きた。病院に連れて行った後日から床材を新聞紙に変えるように言われて変えた。床材でアレルギーをおこすこともあるらしい。新聞紙を切ったものをケージにいれると自分の巣作りを開始した。かわいかったな。この巣からしばらく出てこない日があった。確認したらしま子は亡くなっていた。冷たくなっていた。小4の私はその時初めて生き物は亡くなると冷たくなることを知った。昨日まで元気だったじゃない!?ええどうして……。と私以上に母が泣いていたのを覚えている。

その数年後今度はモルモットを飼った。その子も病気をしててんかん発作が頻繁に起きるようになった。私は痙攣している姿をみるのが辛かった。医者にみてもらったところ治らないということだった。それでもお薬を飲ませて塗り薬も塗って片目しか開かなくなった目に目薬をさした。できること全てやった。中学生の私はもうこの子は長くないなと思った。朝この子が大好きなキャベツを与えても食べてくれなかった。指だけ齧られて、キャベツは床に落ちた。朝家を出る時にはもう今日で亡くなりそう、だいすきなこの子を看取りたいなと思いながら学校行きたくない中登校した。その日の授業の内容は全く頭に入ってこない、給食も味がしなかった。すぐ帰宅したかった。家に帰ったらピピのうえにはティッシュがかけられていた。母がかけたそう。亡くなった。私はハムスターのしま子のときにしま子を持ち上げた時冷たかった衝撃が大きくてしま子よりも体が大きいこの子をも持上げることができなかった。父に持ち上げてもらった。

車に揺られながら病院にいくことは相当なストレスだっただろう、まずい薬を飲まさられることも、なんだかよく分からない塗り薬、目薬をやられることを嫌だっただろう。私がこの子達の為にしてきたことは正しかったのだろうか。


食事、水分を取れなくなった祖父。去年の12月に施設で亡くなった。病院で入院しているとおいしくない、味がしない病人としてのご飯が毎回出される。糖尿病である祖父が好きなものなんて出されなかった。病院、施設を点々と移り変った。最期の最期には糖尿病がどうとかよりも祖父が好きな甘いものを毎日摂取した方がしあわせなのでは?と施設側も私たちも考えた。これまで与えられなかった。祖父の好きなプリン、シュークリーム、ジュース、ゼリー。食べられるようになった。もう長くないと施設から電話がかかってきた時は心臓が止まるかと思った。祖父は肩で息をしながら懸命に生きていた。私たち家族は声をたくさんかけた。水分が取れなくなって唇が乾くので濡れたコットンで唇をちょんちょんと濡らす作業を、私たちは続けて見守っていた。病室で姉と母が眠りについた頃ふと何かを感じて祖父をみたら呼吸をしていないように感じた。私は息を飲んだ。母も姉も揺さぶり起こした。さっきまでお世話していたし、よくみていたし、私たちが少し気を抜いた瞬間を見計らったなと思った。すぐ、施設の方を呼んだ。「もう最期です、ご家族のみなさん声をかけてあげてください」と言われた。祖母や母の弟も呼んだ。みんな嗚咽で言葉にならなかった。老衰で息を引き取った。


 今回は死について書いた。何が言いたかったかというと、生き物は亡くなったら冷たくなってしまうこと、昨日までピンピン動けていたのが嘘かのようにころっと亡くなってしまうこと、亡くなる数日前はおしゃべりになること、好きな食べ物を急にいっぱい食べるようになること、生き物は亡くなる姿をほかの生き物にみられたくないことを伝えたかった。寝たきりでも心臓が動いている限り耳だけは聞こえるから声をかけることは大切だね。

最近画面越しの向こうの方が亡くなることが後を絶たないね。先日過去の作品をみていたらその方が出ていて亡くなったことがうそのようでまだ受け入れられていないんだなと思った。今でも生きているような気がしてしまう。私は亡くなってしまったことを現実だと思いたくないんだなきっと。


命は尊い、いつ亡くなるか分からないのだから大切にしようね。



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