大人にとってコミュニケーション能力は必要なもの?
風雅です。
9回目です。
みなさんは初めましての人との会話は得意ですか?
自分から話しかけれますか?それとも話しかけられるのを待ちますか?
いい大人が『私、人見知りなので』は恥ずかしい事なのでしょうか。
初めましての時は相手も初めまして
初めましては苦手です。
人とコミュニケーションをとるのは得意な方ではないと思います。
営業職をしていた時は初めての人と会話する機会は多かったですし、飛び込み営業(アポなしで会社に飛び込み『仕事ありませんか?』と言う営業スタイル)もしていたのである程度の雑談などは出来ると思います。でも、得意ではないかな。
飛び込み営業を始めた頃は本当にしんどかったです。自己紹介どころか挨拶さえまともに出来ない内に断れてばかりいました。
話を聞いてもらえないってかなりのダメージを受けます。それこそ全人格否定された気分です。
それでも飛び込み営業を続けいていくなかで気づいた事があります。こちらが初対面と言うことは相手にとっても初対面と言う事です。
当たり前といえば当たり前ですが、自分が話したい、聞いて欲しいって気持ちが先走って相手がどう感じているかを考えてなかったのです。
知らない人がいきなり訪ねてきた警戒して当然。
もし自分が忙しくしている時に突然、知らない人が訪ねてきたら断るだろうし、まともに話も聞かないと思います。
みんな忙しい
それに気づけてからは多少は気持ちが楽になりましたし『話を聞いてもらうにはどうしたいいか』を考えて行動するようになりました。
訪問先で話す内容は予め決めていて自分の会社の特徴、何が出来て他の会社にないメリットなどを項目に分けていて話す順番も決めていました。
それを頭から順番通りに話しているとなかなかの時間がかかります。
話を聞いてもらえたからと言って出来たのは台本を読むような説明でした。順番通りに話すだけで時間はかかるし、途中で質問されてもアワアワするし。相手から話しかけられて話す事が変わると何を話していいのか分からなくなっていました。
時間がないなかで話を聞いてもらえてもそんな感じではそこで終わってしまい先に進みませんでした。
そこで、思いついたのが人によって話す内容を変える事。
挨拶は出来たがそこだけで終わる人には1分以内、もう少し話を聞いてもらえる人には3分以内といった感じで話す内容と時間を変えてました。
落ち着いて席に着いて話が出来る時には、元々考えていた説明を話していました。もちろん、順番通りに話すのではなく訪問した会社に合わせて必要のない所は省略して担当者が興味を持った所は強調して話すようにしていました。
苦手な人こそ向いているかも
営業を始めたての頃に先輩に言われたのが『人と話す事が苦手な方が営業に向いている』と。苦手だと伝え方を考えて工夫するからいいと言われました。
確かに苦手意識があったからこそ話す内容を考えたり、1分以内とか時間を決めて話すようになったのだと思います。
相手を見て考えるようになり、どう話したら伝わるのか、別の人にはウケたのにこの人には駄目だったと考えて話す内容を変えていました。
コミュニケーションは相手があっての事。相手をよく見て考えなければいけないと思います。
そう言ってもなかなか難しいですよね。初めましての人と話すとやっぱり緊張するし。
話す事が苦手な私が、思ったコツの一つは慣れる事。
緊張して当たり前。うまく話せなくて当然。そう開き直れるまで繰り返すと初めての人と話すのも大丈夫です。
コツってそんな事なの?と言われそうですが、何度も繰り返しているうちに苦手意識もなくなります。そのうちに『次はこうしよう』と考えて楽しむ事が出来るようになります。
ちょっとおまけ
先ほど話した先輩ですが、自分も人と話すのは苦手だと言っていました。
ですが、絶対嘘です。
その先輩が担当していた会社の担当者の方に取引が始まったきっかけを聞いた事があるのですが、『なんだそりゃ』って感じでした。
当時、そのお客さんの会社内で対戦ゲームが流行っていたそうで同じゲーム機を買って休憩時間などにやっていたそうでです。
ある出張の帰りに新幹線の中ではじまったゲーム大会。盛り上がっている時に声を掛けてきたのがその先輩でした。
『僕もそのゲームにハマっているんですが、参加させてもらえませんか?』と話しかけてきてゲーム大会に参加したそうです。
それで駅に着いてから名刺交換。後日、改めて会社に挨拶に着てそこから取引が始まったとか。
なんだそりゃでしょ。人と話すのが苦手?コミュニケーション力がない?
どこがだよ。
思わずツッコミ入れちゃいました。