【不登校の原因は親】気にしなくていい3つの理由
現在、不登校になっている生徒数が過去最多の34万人であると問題になっています。
私は、不登校が多くなっているニュースを見ると、その数に比例して苦しんでいる親御さんも多いのではと悲しくなります。
自分の子育てが間違っていたのだろうか。
この先どうなってしまうんだろう。
言葉にできない不安と戦っている親御さんがどれだけいてるでしょうか。
私の娘は小学2年生の夏休み明けに不登校になりました。
今から思うと前兆はあったのですが、当時の私からすると突然のことで崖から突き落とされた気分です。
どう対応したらよいのかも分からずに、携帯で不登校についてひたすら調べる日々。
調べると必ず出てくるのが
【不登校の原因は親】
【不登校になる子の親の特徴】
という言葉です。
精神的に疲弊していた私は、このような言葉を目にするたび、さらに落ち込んでは自分を責めるという悪循環に陥っていました。
娘が不登校になっただけでも感情が追いつかないのに、【原因は親】だといわれると絶望以外ありません。
そんな時期を乗り越えて、現在は、様々な感情と戦いながら以前より安定した生活を送っています。
そんな私が思う【不登校の原因は親】という言葉を気にしなくていい理由をまとめました。
現在、我が子が不登校で苦しんでいる親御さんが、この記事を読んで少しでも気持ちが楽になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
不登校の原因は親なのか
我が子が不登校になった親御さんの多くは、初めての経験で不安が大きくなり、ネットで様々なワードを検索しているのではないでしょうか。
そこで必ず目にするのが【不登校 原因 親】というワードです。
不安に追い打ちをかけて、自分が原因だと言われると何が悪かったのかをかじりつく様に調べます。
その時は全く余裕がないので、客観的に考えることなんてできるわけがありません。
でも、少し冷静に考えてみてください。
不登校の原因は親だけなのでしょうか。
不登校の原因は複雑であり一つではありません。
不登校になる原因は様々な要因が重なっていることが多いです。
子どもの心の問題や、発達の特性、友人関係、学校環境、家庭環境。
その子によって、原因の絡み方にも違いがあり、これといった原因を見付けることが困難な場合もあるでしょう。
私も娘が不登校になった時、原因を知りたくていろいろ動きました。
原因となる様々なことが分かってきたことで、私自身反省することはたくさんあります。
「あの時こうすればよかった」
「もっと娘の感情を考えてあげればよかった」
かなり自分を責めましたが、不登校の原因が私だけではないことも分かりました。
そのことで、気持ちが楽になることは全くありませんが、様々な要因が見つかったことも事実です。
不登校の原因は複雑であり一つに絞り込むことの方が難しいのです。
【不登校の原因は親】という言葉に振り回されなくてもいい理由
不登校の原因は様々な要因が重なっていることが多いとお伝えしました。
その上で、私は、必要以上に【不登校の原因は親】という言葉は気にしなくていいと思っています。
その理由はこちらです。
①十分がんばっている
②自分が一番わかっている
③親が先に疲弊してしまう
一つずつ深堀りしていきましょう。
十分頑張っている
私は娘が不登校になったことをキッカケに、様々な本を読んだり、同じ境遇の親御さんと話をする機会が増えました。
そこで感じるのは、どの方も我が子の不登校という想像もしなかった現実と向き合い、それぞれの方法でどうすればよいのかを考え頑張っています。
まだ、不登校という現実を受け止められずに暗いトンネルの中にいると感じる親御さんもいらっしゃることでしょう。
しかし、それもまた、現実と向き合い頑張っているから苦しいのです。
自分が経験したことのないことに対して、不安に感じるのは当たり前。
【不登校の原因は親】という言葉に苦しまずに、頑張っている自分を労ってあげてください。
自分が一番わかっている
自分の子どもが不登校になった時、自分の子育てが間違っていたのではないか、と考える親御さんは多いのではないでしょうか。
もちろん私もその一人です。
どうしてあげればよかったのか。
自分の思う正解に当てはめようとしていたのではないか。
原因は一つではないと言われても、自分の子育てを振り返り、自分ができていなかったことに対して後悔しかありません。
【不登校の原因は親】とまわりから言われなくても、自分の出来ていなかったことは十分わかっているのです。
ですので、ネットで調べて改めて自分の不甲斐なさを再確認しなくて大丈夫。
必要以上に自分がしんどくなる言葉を受け入れなくてもいいのです。
一旦ネットの声から離れてみましょう。
親が先に疲弊してしまう
娘が不登校になった時の私は、とにかく不安で、しんどくて時間が我が家だけ止まってしまった気持ちになりました。
【普通】から外れてしまうことはこんなにも苦しいことなんだと、身をもって思い知りました。
その中で、藁をもすがる思いでネットで検索し、原因は自分だといわれると絶望しかありません。
不登校の事実を受け入れるだけでも大変なのに、さらに追い打ちをかけて不登校の全責任が親にのしかかってくるのですから、苦しいに決まっています。
ただ、今の私だからこそ言えることは、まずは親が元気でいることがとても重要であるということ。
親が疲弊してしまっていたら、家庭全体が暗くなり子供にもよくありません。
自分が壊れてしまう前に【不登校の原因は親】という言葉に追いつめられてしんどくなるのはやめましょう。
自分を追い詰めるのではなく、どうすれば自分の気持ちが楽になるかを考えてみてください。
友人と話をする、不登校支援の先生に相談する、美味しい物を食べてみる
何でも大丈夫です。
子どもがしんどい時期だから、自分は楽しんではいけないということはありません。
子どものことももちろん大事ですが、まずは自分を大切にしてあげてほしいです。
そして、自分の気持ちが回復してきたら、これからどうすればよいかを考えればよいのです。
まとめ
我が子が不登校になると戸惑い不安になるのは当たり前です。
真っ暗なトンネルの中で光が見えず苦しんでいる方もいらっしゃるでしょう。
そんな時だからこそ、自分を大切にしてほしいのです。
自分を責めてしまう気持ちも分かります。
ただ、必要以上にネットの情報に振り回されるのはやめてください。
壊れてしまう前に、自分が好きなこと、安心できる人を見つけて動いてみましょう。
私の娘もまだ学校に通えていませんが、以前に比べると私も娘も前を向けるようになりました。
それは、私自身が前を向けたからです。
まだまだ不安で押しつぶされそうな時もありますが、私も自分を大切にすることを忘れないようにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。