交換日記を読み上げる両親
小学生の頃、1〜6年までほとんどの期間でいじめに遭っていた。
高学年になって担任の先生に助けを求めると
親が面談に呼び出された。
そこで
「あなたの娘さんこそ他の子をいじめている」
ということが伝えられた。
たぶん、先生がいじめた人に話を聞いたら
そのようなことを言ったのだろう。
その話を両親は半分信じた。
私が他の子をいじめているか確かめるため
友達としていた交換日記を読むことにしたらしい。
ある日食卓に行くと
私のランドセルから勝手に取り上げた交換日記を
両親が2人で読み上げていた。
当然、いじめの内容など書いていないのだが
好きな男の子の話や、
親には話せないような悩みを書いていた。
それを両親が声に出して読み上げているのだ。
私は泣き叫びながらやめてとお願いしたが
「あなたが他の人をいじめてるかどうかこれでわかるから」
と言ってやめてくれなかった。
死にたかった。
私は寝室に逃げ込んで声を上げて泣き続けた。