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息子の顔がいきなり膨らんで、息子1人で2ヶ月入院したって話8
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
えいでございます。
「From Daddy to Buddy」
パパから親友になる
その為に必要な情報発信をする為にこのブログを続けております。
今日で息子が入院して3日目。
仕事終わりに病院へ向かう。
いつもは降りない駅で降りて、違う路線に乗り換える。
まだ3日目だけどもう慣れたような、そんな感覚だ。
病院の最寄駅からの道もなんとなくわかるようになってきた。今日は違うルートから行ってみようか。そんな余裕さえ生まれている。
そんな余裕は僕だけじゃなかったみたいだ。
僕が病室へ入ると、息子はニヤッと笑ってくれた。
なんだか変なモヤモヤを感じたけど、この時はそのモヤモヤが一体なんなのかわからなかった。
でも笑ってくれたという事は息子にも少しだけ余裕が出てきたのだろう。
今日は息子が好きなトミカを持って行った。数週間前に買ったばかりのヘリコプターのトミカだ。
それを見つけると息子は満面の笑みで「やったー」と言ってくれた。
「ああ、そうか」
ここで僕は初めて気がついた。
さっきの変なモヤモヤの正体を。
入院3日目にして初めて笑顔を見せてくれたんだ。
そうだ、昨日まで息子はずっと元気がなく、まったく笑っていなかった。
今がモヤモヤするんじゃなくて、昨日までの息子にモヤモヤを感じていたのか。
そう思った。
「今日はね、ちっくんしたの」
「え、ちっくんしたの?痛くなかった?泣かなかった?」
「いたかったよ、ないたよ」
清々しくそう答える息子に思わずこちらも笑った。
自分自身も久しぶりに笑った気がした。逆にそれまでの3日間自分と息子は笑っていなかったということか。
その日もなんとか息子を寝かしつけて、病室を後にした。
息子の笑顔ってこんなに遠かったんだ。
そう思いながら帰る夜道は久しぶりに明るい気持ちになれた。
入院3日目の夜道だった。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
えいでした。