すべてをやめてしまいたい気持ち(2)
オレ、いったい何をやっているんだろう。
午前3時に目覚め、突然我に返った。
林美沙希さんの推し活やnoteの執筆など、最近の自分がやっていることがひどく惨めで愚かなことに思えてきた。
居酒屋で楽しく飲んでいるときにトイレに立ち、洗面台の鏡で自分の顔を見て、急に酔いが覚めることがある。
あんな感じだ。
先日『すべてをやめてしまいたい気持ち』という記事を書き、いくらか気持ちの整理ができたつもりでいたが、今朝の「捨ててしまいたい」という衝動は抑えることができなかった。
美沙希さんの投稿を見るために始めたインスタグラムのアカウント、そこで集めた写真を保存していたフォルダ、その写真をプリントアウトして飾っていたフォトフレーム。
頭で何も考えないようにして、次々と捨てていった。
美沙希さんは思っていたよりも深く私の生活に入り込んでいた。
テーブルの上には『マンガで教える麻雀入門』や、彼女が読んだと言っていた『自転しながら公転する』の文庫本が読みかけのまま置かれており、それらはまだ捨てることができていない。
2019年に何回目かの自殺に失敗したあとも、私はずっと暗闇の中を生きていた。
苦しいことばかりの毎日を光で照らしてくれたのは、いつも姿勢を正して微笑んでいる美沙希さんの姿だった。
美沙希さんのおかげで、自分の心のあり方も行動も大きく変わった。
自分の心の真ん中に組み込まれた美沙希さんのことは取り外して捨てることはできないし、もしできたとしても捨てたくはないと思う。
noteはアカウントごと削除してしまおうと思ったが、幸か不幸かシステムのメンテナンス中でアクセスができなかった。
今こうして文章を書いていたら少し気持ちが落ち着いてきたので、きっと削除しなくてよかったのだろう。
トップ画像:Pexels/Alice Castro