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【AR速報】WWDC20まとめ

こんにちは、Graffityの森本です。普段私たちは「ARバトル」と呼んでいるARシューティングゲームを開発しています。今回は、WWDC20で発表されたAR関連の発表について書きたいと思います。

ARKit4の3つの新機能

ARKit4では新しく「Location Anchors」、「Depth API」、「new face tracking」が発表されました。驚くような機能は発表されませんでしたが、着実に良い機能を追加しているという形ですね。

Location Anchorsで街をARCloud化

Location Anchorsは、有名な観光地などの特定の場所にARの情報を保存できるようになりました。Apple Mapsの3次元データを利用してARCloudを作った点群データと、スマホから読み込んだ画像データを比較して自己位置を推定します。

対応端末はiPhoneXS以上の端末ではあるので、まだ多くはないですがARCloudが本格的に楽しめるようになりそうですね。

LiDAR搭載したiPad ProのDepth API

Depth APIは、LiDARスキャナーを搭載したiPad Proのみ対象になります。Depth APIにより、シーン理解力(周りにどのようなものがあるか)が向上、オクルージョンをよりリアルにすることができるようになったみたいですね。こちらはマイナーアップデートな感覚ではあります。

Depth APIを使ったdemoのイメージはこちらから。

FaceTrackingで同時に3人までの顔を認識

FaceTrackingの機能が向上し、同時に3人まで顔認識ができるようになりました。A12Bionicチップ搭載しているデバイス(the iPhone X, iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XR, iPad Pro, and iPhone SEなど)のインカメで利用できるみたいですね。

Spatial AudioでAR空間の音響がアップデート

AirPodsの新機能で「Spatial Audio」が発表されました。3次元で音を伝えることができます。

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Image : Apple

今までAR空間では、どこから音が聞こえているのかを正確に伝えることができませんでした。「Spatial Audio」を利用すると、音の遅延や方向を捉えることができるので、音がどこからなっているのかを自然の感じることができます。AirPodsはARを利用する際に常に身に付ける物になりそうですね。ARバトルでは、相手の動きや相手が撃った球を耳で把握することができるようになるので、相性の良い機能だなと思いました。

文字認識をしてコピー&ペーストできる

iPadでは文字認識機能が向上し、文字をテキストとしてコピーできるようになりました。

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Image : Apple

ARでは様々な文字を認識しますが、この機能を応用すると海外に旅行した際に英語を知らなくても理解できるようになると思います。さらに、あらゆる文字を見るだけでコピーできるようにもなるでしょう。

Apple Watchで動きをよりトラッキングように

Apple Watchの新機能で、ダンスの動きをトラッキングできるようになりました。

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Image : Apple

ARバトルでは、ウェアラブルデバイスを利用したインターフェイスは非常に相性が良いと考えています。スマホだけのインプットはARバトルを楽しむ際に限界があるからです。このトラッキング機能をうまく利用すると、ARバトルで剣劇ができたりしそうだなと思いました。

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