センスのある人、ない人
僕は、元々は服のデザインをする仕事に憧れていた。
高校生の頃から服が好きで、gap pressとかFNとかを学校に持って来ては同じように好きな友達がいたから、そいつとしょっちゅう語り合っていた。
高校生にして好きなデザイナーはエディ・スリマンとジョン・ガリアーノだった。
将来を色々考えて、結果ファッションと繋がりのある美容師を選んだ。
アパレルにせよ美容師にせよ、そういう仕事で特に話題に上るのは、
「センス」。
よく聞く言葉だけど、どういうこと?
今回は、
「センスって何?」
「センスの有無ってどういうこと?」
っていう話。
先に個人的な考えを言うと、
センスの有る人っていうのは
「インプットとアウトプットが自分の尺度で出来てる人」
なのかなって思ってまして。
とある漫画でのセリフ
「何が全部つまらないだよ
お前が物事を楽しむ感受性が欠乏してるんだろ
つまらないのはお前だよ」
これ
刺さる人居るんじゃないでしょうか。
インプット出来る人は、おそらく感受性に富んでいる人で、物の良さを感じられる人。
例えば丸が描かれた紙を見た時に、
「ただの丸」と思うか
「なんて綺麗な丸なんだ」と思えるかで
丸を描くことの理解の深まり差が出ますよね。
これがインプットっていうことなのかなと。
そして、ピカソの言葉
「平凡なアーティストは模倣する。
偉大なアーティストは奪う。」
個人的にはアウトプットには質があると思ってて。
これは分かる人は分かると思うんだけど、流行りのデザインとか誰かがやってたデザインをそのまま真似したものって、本当に薄っぺらで深みがない。
使いこなせてない、ディティールを詰められてないものには奥ゆかしさが無い。
言ってしまえば本家とパクリ、ブランド品とコピー品。
これはピカソの言っている「奪う」ではないことはあからさまに分かる。
おそらく、
「誰かの良さを、自分のものとして昇華する」ことが彼の言わんとしていること。
それこそがアウトプット出来てるっていうことなんじゃないかなと思う。
で、本題に戻ると
センスっていうのはインプットとアウトプットの相互関係で成り立ってて、
アウトプットの質こそが、センスの有無になる。
その質を高めるにはインプットが不可欠で、蓄え方は自分が何をどれだけ見てどう感じるか次第。
踏み込むと、
「これ、どうやって自分に落とし込もうか」
っていう感覚を頭に置いてなるべく色んなものを体感していくことが、自分にしか持ち得ないセンスを磨くことになるんじゃないのかなと思います。
長々と書きましたが、
とりあえずセンスは天性のものでもなんでもないよっていうことですね。
今日はこの辺で。
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