見出し画像

もうできたことを認めてゆく

タイトルを意識しながら過ごした10月。
私自身のテーマは、
 ◯展示販売。全力で取り組む。
 ◯めだかたちの声を聴けるようになりたい。
と手帳に書き込んだ。

展示販売は、過去にずっと書き続けた夢。時代の流れでオンラインショップづくりに変わって、SNSにも取り組んでいたのだけれど、自分が書き出したターゲット像は、SNS配信ではないように感じていた。休んでいる間に辞める決断をし、どうやって売り込むか書き出して。少しずつ、準備を重ねてマルシェに初出店できた。
想像したとおりにはゆかず、振り出しに戻ったりしたけれど、出店までの作業もとても楽しかった。出店前日から、すごく緊張し、帰りたい気持ちになった。隣りで出店されている方に色々とアドバイスを頂いて、緊張もほぐれた。私が作ったものは、統一感がないので、展示の仕方に困った。色んな商品が並べてある雑貨屋さんをイメージして何度か見せ方を変えたりした。
結果、外側の目標は目標達成にはならなかったけれど、内側の目標は達成できた。すごく、楽しかった。またチャレンジしたい。私自身は、トークが難しいので、次回は、それをカバーできる何かを準備しようと考えている。

メダカなどの水槽では、色んなことを教わっている。ちょうど、パウロ・コェーリョの「星の巡礼」の実習に取り組んでいたこともあったのだと思う。めだかや貝、微生物などを通して世界を知ることになった。メダカたちの争いやいじめ。病気。他の生物に対する恐れや不安。飼い主の私も含めて。(という私自身もメダカなどに恐れたりした。)色んなことがあって、水槽はあれから増えた。メダカの卵は孵化したけれど、水槽の中で成長することはできなかった。一方、サカマキ貝などの貝類は、増えた。そして、水槽管理が上手くゆかなくなった10月。すごく落ち込んだ。いっぺんにメダカの死や病気と向き合うことになった。メダカの死では、剣と鏡を授かった。その前に玉は授かっていたので、三種の神器は揃ったのだけれど。
それは舞うために必要なもので、自分の心を守るようなものだった。わたしにしたら、メダカが元気でいればそれで良かった。
そして、私は亡くなったメダカが示した方角に水槽を移動した。病気のメダカの治療をやりながら、水槽のリセットを少しずつ始めた。
それは、わたしがより稼げるようになったら、水槽をこんな風に、照明はこんな感じでとイメージしていた
その小さいバージョンのようだ。私もメダカたちも、自由にイキイキと生きれるようにという願いからだった。

生きることと死ぬこと。
愛と痛み。
記憶の中にある人や色んな生物の心の強さを理解できるようになった。

メダカたちの声はまだ、聴こえはしない。感じることはできるけど。水槽から、私に向かって叫ぶときがあるから、いつか声を聴けるようになりたい。幸せでいて欲しいから。