話題沸騰360°VRシアターで中学生のココロオドル
こんにちは。北海道大学職員の内藤です。
私の所属する部署、大学院教育推進機構と大学院教育改革推進室では、「未来社会の開拓者」を育成するための取り組みを幅広く行っています。
そして、この「未来社会の開拓者」は北大の学生に限らず、小中高生や他大学の学生など未来を担うすべてのみなさんまで視野に入れて、繋がりを持ちながら一緒に考えたり行動したりできる場を作っていくことを目指しています。
このような活動の中で、今回は中学校の科学部のみなさんに、大学で体験できる研究がどんなものかを少しでも知ってもらうために、中学校の春休み期間を生かして、北大の見学にお越しいただきました!
札幌市立向陵中学校科学部との出会い
今回、向陵中学校科学部との出会いを作ってくれたのは、私たちがちょこちょこと情報交換をさせていただいている、チャレンジフィールド北海道の産学連携コーディネーター和田さんでした。
チャレンジフィールド北海道のベクトルと、私たちのベクトルは重なる部分が多く、普段から積極的に情報交換などを行っています。
そんなきっかけで私たちは向陵中学校を訪問し、そこでお聞きしたのは、科学部の顧問をされている田口先生のこんなお話でした。
私たちとしては、まさに大学院生が活躍できる機会ではないですか!?
ということで、北大としても科学や研究の楽しさをさらに知ってもらう機会を作ったり、大学院生が中学生とのコミュニケーションから学びを得る機会を作ったりすることができるので、ぜひ科学部の活動にご協力しましょう!ということになりました。
ちなみに、向陵中学校科学部の過去の活動がこちらに掲載されています。
北大工学部で360°VRシアターを体験
さて、私たちが中学校を訪問してから数日後に、まず最初の取り組みということで、春休み期間を利用して一度北大の札幌キャンパスにお招きしました(大学ってこんなに動き早かったっけ・・・?)
科学部のみなさんは総合博物館を見学したことはあるということで、この日は北大で話題の施設360°VRシアターと、普段中学校の理科室ではなかなか知ることのできない鉱山工学を体験してもらうことにしました!
はじめに鉱山工学はどんな学問なのか?どういう研究が行われていて、どんな事業に繋がっているのかなどについて、流れるように話題が変わりテンポの良い説明を受けている間、科学部のみなさんは真剣そうな表情で聞いていました。
周りの大人たちは、これが将来やってみたいことや興味を持つきっかけになってくれたら嬉しいな。。。と思いながら見守っていたかもしれません(笑)
360°VRシアターでは、資源マネージメント研究室チームの手慣れた体験に誘われるように、科学部のみなさんは映像を楽しんでいました。
おまけ映像では、ゲームエンジンを使った3D世界を体験したり、北大にいても普段できない貴重な体験。
(羨ましいと思う人がたくさんいそう・・・)
川村先生、そして資源マネージメント研究室チームのみなさんご協力ありがとうございました!
ちなみに、大学には技術支援という側面もありまして、科学の実験に必要な機器や機械を扱っている専門部署もあります。機械好きには堪らないかも・・・!
みなさんが研究をしたいと思った動機は?
その後は、場所を移して本学授業科目「挑戦者になろう」を担当する宮本淳教授の授業を体験してもらいました。
この日のテーマは「みなさんが研究をしたいと思った動機は?」でした。
ところで、大学院生や研究者のみなさんは、なぜ今の研究をすることを選択したのでしょう?
研究でなくてもよくある質問ですが、「なぜあなたは○○をしたいのですか?」って結構難しい質問ですよね。みんな簡単に答えられるものなのかな・・・
ここでみなさんに問題です。このスライドに映っている人物は誰でしょう?
わかったら手を挙げてお答えください!
正解はこちらからどうぞ
こんなクイズを交えながら、科学部のみなさんに大学の授業を体験してもらいました。
体験授業の最後には、理学院宇宙理学専攻に所属する博士後期課程学生の那須海渡さんにご自身の研究を紹介してもらうパートもあり、こちらも科学部のみなさんに興味を持っていただけたようでした!
新1年生が入部したらまた来てね
あっという間に見学ツアーの終わりを迎えましたが、今回科学部のみなさんにお見せした場所以外にも、北大にはあんなものやこんなものまで、きっと興奮するものがまだまだあります。
「へー」「すごい!」「なにこれ!?」知らなかったことや、見たことのないものに触れるのは楽しいですよね。
大学見学以外でも、科学部のみなさんの部活動にもっと弾みがつくようなお手伝いや、お互いの成長に繋がる活動を継続していきますので、また新1年生が部に加わったら、北大へお越しくださいね。
それではまた!
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