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やらない言い訳

できない言い訳より、どうしたらできるかを考えよう。

とよく言われる。
私はそれをいつも頭に入れている。


人は行動に意味を持たせたがるのか、例えば重大事件が起きたときに、犯人はなぜそうしたのか想像し、犯罪に意味を持たせる。意味がなく、してみたかったというだけで起こした行動もあるはずなのに、行動に理由をつけることで何か安心したような気になるものだ。


それと同じで、不可抗力でどうしてもできない時、何とか理由をつけて自分を納得させようとしてみる。
私の場合は、生活を他人の助けによって成り立たせているため、その人の都合が悪ければ、やむなく諦めざるを得ない。ふらっとコンビニに行きたくても、それは叶わないのだ。

先日は楽しみにしていた週1回の外出が台風のため流れてしまった。ヘルパーさんが必要な私にとっては、予め予定していた日以外に外出することはできず、出かけたければ、翌日にすれば良いというようなことできない。人は不公平にできているということは理解していても、不条理にはいつも泣かされる。


こんなふうに考えてみた。

出かけたくなくても出かけなければいけない人よりありがたく、幸せかもしれない。

危険があっても、仕事などで出かけなければならない人たちにとっては、本当は家にいたいだろうし、家にいたほうが安全だ。私はそういうことから守られて暮らしている。ありがたい。
そんなふうに思ってみることにした。


確かに台風ならば可能な限り家にいたほうが良いし、あのような天気では外には出られない。
それがもし台風でなく、不可抗力で、私の力では努力ではどうにもならなかったことだとしても、もしかしたらその方が転じて良いことなののかもしれない、とできないことに理由をつければ、本当は心からそう思っておらず誤魔化しだったとしても、何とかやり過ごせるかもしれない。
できることよりできないことの方が多い私にとっては、そういうネガティブな言い訳もありなのかもしれない。

自分の努力では、どうにもならない人生をどう彩るか、それはポジティブな言葉だけではどうにもならないことの方が多い。
でもその度に、できないことをの言い訳を作ると言うのも、案外心の健康のためには良いのかもしれない。

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