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帰宅拒否症?

家庭を持っているサラリーマンで、仕事が終わり、しかし家に帰りたくないがためにどこかで少し時間をつぶしてからようやっと帰るという伝説がある。本当にそういう人たちがいるのかどうか、サラリーマンに知り合いがいない私にはよくわからない。
しかし、家に帰りたくない気持ちはよくわかる。
家が嫌いなのではない。家にいればあらゆることに対して安心感もあるし、何より無事でいられる。ただ、このまま遠くへ行ってしまいたいという願望が常に私にはある。
仕事をして帰るサラリーマンと、遊んで帰る私とでは、帰りたくない時の気持ちは違うだろうし、家庭のあるなしの違いもある。一概に比べられないが、せめて一呼吸おいてから帰りたいという気持ちはよくわかる。


私はなぜ帰りたくないのか。
理由はいくつか考えられるが、自由への願望と日常に戻ることへの拒否が大きいように思う。


家には母がいる。母のことは嫌いではないし、うまくいっている方ではあると思うが、やはりどこかで母に縛られている。母どちらかと言うと、規則性を重んじ、ハメを外すことを嫌う。逆に私は規則が嫌いで心のままに行動したいタイプだ。
かといって、高齢の母を置いて一人暮らしを始めると言うわけにもいかない。いずれ別れる運命の親子なのだし、彼女が元気なうちは一緒にいる方が良い。
誰かと暮らす、誰かとうまくやっていく、その為には相手と自分に折り合いをつけなければならない。


自由がないから自由に暮らしたいのか、自由でいるから、その自由さに気がつかないのかよくわからない。
家族を亡くした時、あるいは災害などで家をなくしたり、病気で長期入院を強いられるなどして、初めて家が恋しいと思うのかもしれない。
それは、そうとして、ビール1杯分、いやコーヒー1杯分でいい、電車さえ自分の好きなタイミングで乗せてはもらえない私は、自分の意思で電車を1本遅らせてみたいなと思うことがある。

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