予知夢だったかもしれない
私には予言するとか、何かが見えるとか、そういう類の能力はないのだが、時として不思議な現象にあう。それを偶然と言ってしまえばそうだし、後出しで言うとこじつけのように思えるのだが…
数日前、母が転倒し、目を見開いたまま意識がなくなってしまった夢を見た。その数日前にもシチュエーションを少し変えて、同じように転倒から意識不明になった夢を見た。
そして今日、コンビニから帰ってきた彼女は開口一番「ぶつけて足が瀕死なの」と言った。
強風に煽られて車止めに躓いたらしいが、転んでいないのは確かで、それ以外は覚えていないという。
床やスリッパに足の甲と裏が触ると痛いらしく、引き摺って歩いている。患部に触れていなければ痛みはなく、いたって元気だ。本人も病院に行くほどではないと言うし、痛い部分を庇って更に転倒しないよう祈るしかない。
もしもあれが予知夢なら、母に言っておけば良かった。言ったからと言って防げるかどうかは別の話だが、もしかしたら気をつけることはできたかもしれないと、少し後悔をしている。
予知夢とは少し話がズレるが、我が家で話題になった人物、ふと浮かんだワードなどが数日後に現実とリンクすることがある。かつて私自身によく起きたのが、映画のレンタルをすると数日後にテレビで放送されるというやつだ。特に番宣を見たわけではない。噂をしていたら連絡がくるとか、ニュースになるとかということも多々ある。
しかし、何か予感がするといったことがないので、多分偶然だし、私に特殊能力なんてないのだ。
ただ、行ったことがないのに何度も同じような風景の夢を見る。行ったことがないだけで、何かで見たのかもしれないし、”典型的な街の風景”として勝手に脳が映像を作り出しているだけなのだろうが、一度訪れてみたい気がする。
それがもし予知夢だったら、面白いなぁ。
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