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エグゼクティブよ、秘書の選択を誤るな

おぉなんとも、過激なタイトル。
でも、これ真実。
秘書の選択次第で、自分の評価は上りもすれば下がりもする。

一旦選んだ秘書は簡単に変えられない!?
正社員であればそう。でも、非正社員であれば、変えやすいということで秘書も非規が多いこの世の中。

正社員でも、試用期間中に、違うな?と思ったら、微調整しつつ、本当に自分の片腕として動ける人材なのかを見定めましょう。

みさだめられるのは秘書だけなのか!?
いえいえ、秘書側も、この上司でいいのか?この会社でいいのか?
面接のプロセスの中でしっかりと見定めてください。

あるドイツの日本支社でCEO秘書の面談の予定でしたが、転職前の仕事で出張が入りCEOとの面談ができなくなりました。
代わりにとCOOとして別の日に出てきた方は、もともと大手商社であるMB(仮名)で働いていた方。

面接中に唐突に、”あなた腰掛のつもり?”と聞かれました。
ドイツから帰国して間もない私は、は?Stuhl???椅子??
人間ですけど!って何言ってんの?と思いつつも
いや、なんか別の意味なはず。。。
わからん。。。と無言のまま思考を重ねて、はっと気づいた。

そう、腰掛=結婚前に少しだけ働く女性の事。
女性も有能であれば仕事を持つのが普通な国に住んでいると、この古すぎる概念がピンとこず、反応できず、意味が分かったら、うき~!!!と腹が立ちました。

こういう会社では働けないな、とアレンジしてくれた人事の人に報告。
謝ってはいましたが、下手したら訴訟問題に発展しかねない話。

そういう人をCOOとして雇っている会社は、リスクを抱えていますし、そういう人がいる会社で働くのは女性にとっても未来はない。面接中に気付けた私はラッキー。

秘書も、一緒に働く人、特に上司は面接の中で人柄をしっかりと見定めましょう。

当然ながら秘書を雇いたいExecutiveも同様です。
裏で自分の事を悪く言うような秘書は困ります。
悪く言われている自分のカバーをしてくれるような人がありがたい。
悪く言われる理由が自分の発言を悪意を持って解釈されている場合には
その解釈を善意に解釈する、本来自分が言いたかった腹の内を言葉で上手に表現してくれる秘書がいい。

問題があるときには、自ら手を差し伸べて、解決方法を提案してくれる秘書がいい。

問題があるときに、”困りましたねぇ”だけで何もしない、
自分に面倒な仕事が降ってこないといいんだけど…
なんて消極的な秘書であれば付き合い方を変えねばならない。

こうしてほしいとしっかりと依頼する、やってほしいことは目標設定の中に合意の下、織り込んでいきましょう。

同時に、秘書も上司にやってほしいことはしっかり口にした方がよい。
こっちの考え汲み取ってよ、なんて(特に外国人)エグゼクティブには通じない高度なコミュニケーションスタイル。

秘書が上手に交渉をしよう!と前向きにとらえて話し合う。
ここまでだったら譲歩してもいいかな、という妥協点も
念頭に入れつつ話し合う。

そうやって、お互いの仕事のスタイルを共に構築できればベスト。
いつもそう簡単にいかないとしても、今年試してみる価値はあり。

自分で選択した、しなかった、どちらのパターンでも
今の秘書に不満があるエグゼクティブの方々!
今年は秘書に、やってほしいことを上手に伝えることができる上司になりましょう。
”阿吽の呼吸”なんて関係性は一夜では確立できません。

同時に、秘書の言う事に耳を傾け、相手の大切な価値観や仕事の仕方を理解してあげましょう。自分とは違う人と仕事をすることで新しい視点が見つかるかもしれません。

秘書の人も、上司の求めていること、強みと弱みを理解して、強みは更に発揮できるよう、弱みは自分がサポートするかサポートできる人に仕事をしてもらうように立ち回り、二人で相乗効果を狙って、高得点を狙いましょう。

上司の評価は自分の評価。
上司が褒められたら、自分の事と心して、喜びましょう!

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