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スイちゃんの菜遊記 第16話 スイちゃん流納豆菌利用法

農業雑誌やMOOK本には時折、納豆菌の特集が出ている時があります。
但し、よく読むとバチルス菌を、理解しやすくするために納豆菌の仲間ということで表現している場合もあれば、正真正銘納豆を使っているケースもあります。
もちろんどちらも、病害虫の防除や堆肥化等の有機物の分解促進に使うことを目的としていることには変わりはありません。
私の場合は、家庭菜園(=自家消費農園)でやっていることもあり、高価な微生物資材を購入することはなく、普通にスーパーで売っている納豆を買ってきて利用しています。
今回は、その納豆をどうやって使っているかご紹介します。

1.納豆1パック、ミキサー、2リットルの空ペットボトルを用意します。

2.納豆をミキサーに入れ、付随するタレやカラシも投入します。

3.納豆、タレ、カラシを入れたミキサーに水を容積の半分まで加えます。

4.ミキサーを作動させて、「これでもかぁ~!」って位、動かして粒が肉眼で見えなくなるほど粉砕させます。
(ジョーロで散布する際に蓮口の穴に詰まらないように、この作業は徹底します!)

5.粉砕した納豆液をペットボトルに移し替えて、さらに水を加えて2リットルにします。

6.畑に持っていき、2リットルの納豆液に対して、水20リットルで希釈して、ジョーロを使い散布します。

以上、作り方と撒き方です。納豆1パックは、だいたい40gだと思うので、20リットルで希釈すると考えると、約500倍希釈で散布していることになります。
 ただ、実際のところ、散布タイミングは気まぐれなところがありますが、少なくとも春先(ニンニク、ネギ、タマネギのサビ病対策)、梅雨入り直前(うどん粉病対策)、秋冬野菜収穫後に堆肥や米ぬか散布直後(有機物の分解促進目的)ぐらいは、撒いている状況です。

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