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Shun Shirai写真展~夏のいちかわ 思い出の風景~開催後記

2020年8月8日~9月3日、
コロナ休業明け一発目のイベントとして、地元のフォトグラファーShun Shiraiさんによる
「Shun Shirai写真展~夏のいちかわ 思い出の風景~」を開催しました。

■救世主 Shun Shirai

Shun Shirai
市川に住んで30余年。
ふるさと市川の⾵景を撮り続ける街かどフォトグラファー。
2016年からSNS「いちかわの魅⼒新発⾒&再発⾒」を通じて世界へ市川の⾵景を発信し、インスタグラムのフォロワーは1.5万⼈超。市川写真家協会正会員。

インスタのフォロワー数1.5万人以上!
市川市の魅力を、鮮やかな写真で発信しているShunさん。
Shunさんの作品は、歴史が残る街の様子や風景、様々な表情をみせる空など、
その全てが、市川市民が見ても市川市を再発見できるものばかりです。

2020年の夏は、今までに経験したことのない、多くの我慢や不安を抱えた夏でした。
未曽有のウイルスが迫りくる恐怖の中、親しい人ともなかなか会えなくなり、情報があふれ、殺伐とした毎日。
市川市民が毎夏楽しみにしている花火やお祭りは軒並み中止となり、これから先もどうなるかわからない状況で、世の中が疲弊しきっていました。

私たちむすぶばたべるばも、休業要請に準じて店舗を閉鎖し、スタッフとはオンラインでミーティングを重ねる日々でした。

オープンからこれまで、イチカワという地域に根付き、コミュニケーションを深めることを目的にイベントを開催してきたむすぶばですが、
以前のように様々な方々に来ていただくイベントやワークショップが通用しない時代になっていくことは、全員が痛感し、今後のありかたに悩んでいました。
一度に集まらずに、楽しんでもらえる。
みんなの不安やモヤモヤを解消できたらもっと素敵なのに…

そこで私たちは、Shunさんに写真展の依頼をしました!

■神17の選出

Shunさんに写真展のお話をすると、有難いことにご快諾いただき、私たちはすぐに準備にとりかかりました。
私はむすぶばで働くよりずっと前からShunさんのファンで、SNSをチェックしていたので、
”あの”Shun Shirai…!という感覚でいましたが、お会いするととても気さくで市川愛溢れるお兄さんでした。

本展は最終的に17作品を展示しました。
素晴らしい作品の数々から、物理的に展示できる十数点に絞るのは、一ファンとして、とても心苦しく難しい選択です…。
そこで今回は、「夏」にフォーカスした作品からセレクトしました。

真っ先に決まったメインイメージは「巨大ラピュタ雲と夕焼け」。
Shunさんもお気に入りの一枚です。

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地上45階、市川駅直結の展望施設「アイリンクタウン」から写したというその景色は、
市川市の上空にあらわれた雷雲の一閃をとらえた、まるで映画のワンシーンのよう。

マジックアワーの艶やかさや、どっしりとかまえた江戸川、来たる夜にそなえる街の灯りなど、見れば見るほど夢中になってしまいます。

この写真を中心に、市川の象徴と言っても過言ではない梨や、江戸川、市川動植物園のレッサーパンダ、お祭り、花火などの写真などを展示しました。
市川らしさの中にも、新しい発見のあるハイブリッドな作品、
加えて、市川のことを知っている人も知らない人も、老若男女問わず楽しめる、幅広い作品をあつめたつもりです!

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■”むすぶ”にこだわった2つの施策

実はむすぶばにとって、作品展は初めての試みでした。
写真を飾るだけでなく、むすぶばだからできること、ただのギャラリーでは終わらない何かはないかということも大切に考えました。

ShunさんがSNSで大活躍されていることや、
誰もが長いおうち時間を過ごすこと、オンライン要素の需要などを考慮し、
2つのむすぶばなりのコンテンツを企画しました。

まず1つ目はSNSでのハッシュタグ作成です。

オンラインのSNSで見られるShunさんの写真を、わざわざオフラインのむすぶばに足を運んで見に来てもらうこと。
オンラインとオフラインを”むすぶ”という意味でハッシュタグをつくりました。

#Shun夏のいちかわ展 というハッシュタグで、来場者に感想などをポストしてもらいました。
このタグをたどることで、直接一人一人からお伺いすることは到底できないであろう、それぞれの感じ方を深く知ることができました。
(様々な方にご来場いただいたこともわかりました。)
市川市以外にお住いの方にも沢山ご来場いただき、
また、市川駅には馴染みがあるけど、本展で改めて、シャポーやむすぶばを認識したというお客様もいらっしゃいました。

2つ目はオンラインでのマップ化です。

Googleマップに撮影スポットを登録し、いつでもご自身のデバイスから確認できるようにしました。
これはShunさんが、主に自転車で移動して撮影をなさっていることにヒントを得ました。

遠出が出来なくなった今、目の前の市川市で新たなスポットを再発見するチャンスですよね!
気になるスポットを確認するも良し。
写真展と同じ景色を探しにいくも良し。

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またこの頃、SNS上で #食べよう市川 という飲食店を応援するハッシュタグが流行っていたこともあり、
ある方からは、「写真のスポットをウォーキングしたついでに、その近くの飲食店でテイクアウトをした」という嬉しいお話も伺いました!
紙の地図でマッピングしただけより、周辺の情報や、新しいスポットを見つけるのが簡単になり、地域と本展を”むすんだ”瞬間だと感じました。アナログとデジタル、オンラインとオフラインをまたにかけるむすぶばらしい施策ができたと自負しています。

■イチカワから暮らしをゆたかに

沢山の我慢をしていた毎日の中で、Shunさんの作品を通して味わう市川は格別でした。
遠くへ行かなくとも、こんなに素晴らしい景色がある市川を、誇らしく思いました。
何気なく住んでいる市川市の方に、この街のことを知ってもらいたい、
市外や県外の方にも、もっともっと市川を知らせたい、という気持ちになりました。

ふるさと市川をかっこよく世界に発信してくださってるShunさん。
今回は本当にありがとうございました。これからのご活躍も楽しみにしています!


むすぶばでは、みなさんに、よりゆたかな時間を送っていただけるように、今後も様々な催しを計画しています。
noteだけではなく、Instagram、twitterも更新しているのでチェックしてみてくださいね!

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