音楽の処方箋-やらなくちゃをやらなくちゃ
こんにちは、ひであきです。
クラブハウスで
『本日の処方箋はこちらになります』
というルームを始めました。
とある理由で免許を剥奪された元ドクターが、
相談者の悩みを聞き、それにぴったりな音楽を処方するルームです。
手術用のメスを脇に置き
代わりにレコード針をレコードの溝に落とします。
薬ではなく音楽の処方箋でお悩みを解決します。
本日の相談者はすずめちゃん。
https://twitter.com/kawaii_suzume
クラブハウスでも毎日のようにルームを開いていて、多くの人の話を聞き、お話の中からその人のエネルギーの源泉を探るルームをやっている人です。
エネルギーの源泉というのは、その人のエネルギーが上がる源で、人生の行動指針と言ってもいいかと思います。これがわかることによって、全ての行動がブれることなく、適切な判断ができるようになり、ビジネスでも人生でもうまくいくようになります。
だから自分のエネルギーの源泉を知ることがとても大事です。
すずめちゃんのお悩みは、
「クラブハウスのルームで相談者の方からお話を聴いているけど、うまく聴けていないんじゃないか?お悩みを解決してあげられていないのではないか?」
ということでした。
お悩みを解決できていないのではないか?というお悩み。
すずめちゃんのルームには何度も遊びに行かせてもらっていますが、とっても聴き上手。
ご自身がなかなかの過去も持っていることもあり、どんなことでも驚かずに受け入れて聴いてくれます。何を話しても大丈夫だからね、という無言のメッセージが伝わってきて、思わず話してしまう。
僕はそれ自体が価値だと感じています。
話を引き出す質問もとっても上手。
だからうまいことアドバイスをする必要もないし、
十分価値を提供できていると思います。
「誰かに話すことによって、勝手に自分で答えが見つかる」
ということはよくあって、優れたコンサルタント、カウンセラー、コーチと呼ばれる人たちは、自分で気づかせることができる人なのだと思います。
思わずペラペラ話ししてしまう。
話させてしまう。
これ、才能でしょうよ。
そんなわけで、処方箋は決まりました。
本日の処方箋はこちらになります。
細野晴臣『恋は桃色』
歌詞の内容がどうこうというわけではなく、
細野さんの声を聴いて欲しい。
このなんとも言えない適当な感じ。
すずめちゃんは真面目な性格で、
「良い回答をださなきゃ!」
「うまいことまとめなきゃ!」
みたいな強迫観念に近い気持ちを持っているような気がしました。
ねばならない!ねばならない!という思いに駆られる「ねばねば教」に入信間近。
また、早く進まなきゃ!早く結果出さなきゃ!という焦りも感じました。
やらなくちゃをやらなくちゃ!
僕もその気持ちはよくわかりますが、
もうちょっと力抜いてもいいんじゃない?
この細野さんくらい力抜いて。
とも思い、この曲を処方しました。
ねばねば教に囚われたり、
焦燥感に苛まれたら
散歩しながら聴いてみて欲しいですね。